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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/10/26
- 出版社: 集英社クリエイティブ
- サイズ:19cm/269p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-420-31077-2
紙の本
主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿
オスプレイ墜落や米兵婦女暴行事件に対して、日本はなぜ何もできないのか。具体的な事例を通し、独、伊、韓、フィリピン、アフガニスタン、イラクの駐留米軍と日本における米軍の地位...
主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿
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商品説明
オスプレイ墜落や米兵婦女暴行事件に対して、日本はなぜ何もできないのか。具体的な事例を通し、独、伊、韓、フィリピン、アフガニスタン、イラクの駐留米軍と日本における米軍の地位を徹底比較する。【「TRC MARC」の商品解説】
オスプレイ墜落や米兵婦女暴行事件に対して日本はなぜ何もできないのか。独、伊、韓、フィリピン、アフガン、イラクの駐留米軍と日本における米軍の地位を徹底比較。日本は今も米国の占領下にある!
【商品解説】
オスプレイ墜落や米兵婦女暴行事件に対して日本はなぜ何もできないのか。
元国連PKO幹部の紛争解決人・伊勢崎賢治と、南スーダンPKO日報問題の仕掛け人・布施祐仁が、戦後から現在まで「占領状態」が続く主権なき「日本」の核心を突く!
ドイツ、イタリア、韓国、フィリピン、アフガニスタン、イラクの駐留米軍と日本における米軍の地位を徹底比較。
他国はアメリカとの地位協定改定を実現し、主権を回復してきた。
なぜ日米地位協定は1960年の締結以来一度も改定されてこなかったのか。
自国のことを自国で決められない日本。
地位協定を改定して主権を回復しなければ、憲法改正の議論をしても仕方がない!
巻末には、アメリカが外国と地位協定の交渉を行う場合の戦略と課題について、赤裸々に書かれた政府機関である国際安全保障諮問委員会の報告書の概要を掲載。
保守/リベラル、改憲/護憲を問わず、日本を考えるすべての人にとって、いまこそ必読の書。
【目次】
序章 主権にあいまいな国
第一章 刑事裁判権
政府が言う「日本が韓国やドイツより有利」というのは本当か
第二章 基地管理権
米軍の運用に日本政府の権限が及ばないのは当然なのか
第三章 全土基地方式と思いやり予算
日本のアメリカへの貢献は不十分なのか
第四章 国連PKO地位協定
日本は特権を享受するだけで責任を果たさなくてよいのか
第五章 日米地位協定改定案
改定を実現するために何をすべきか
巻末資料【アメリカ国際安全保障諮問委員会「地位協定に関する報告書」概要部分】
【本の内容】
著者紹介
伊勢崎賢治
- 略歴
- 〈伊勢崎賢治〉1957年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。
〈布施祐仁〉1976年東京都生まれ。ジャーナリスト。『平和新聞』編集長。
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愚を繰り返してはなりません
2018/05/21 23:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『主権なき平和国家』を読み終えました。
安保条約と同時にアメリカと結んだ日米地位協定において、日本が主権を放棄しているということがくわしく書かれています。
米軍は日本の好きなところに基地を置くことが出来る。
そのことが沖縄を苦しめ、北方四島の解決を妨げている(だって、ロシアにしたら返還すればアメリカ軍の基地を作られるかもしれないんだから、返すはずがない)というのに、政府はそれをちゃんと説明していないんですね。
明治維新のあと、不平等条約を改正するために日本は富国強兵路線を取り、それが行き着いた先は1945年の敗戦でした。
現代の不平等条約を改正するために、再び国力増強や国際地位向上をめざすという愚を繰り返してはなりません。