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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2021/07/23
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: 筑摩選書
  • ISBN:978-4-480-01727-7

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一般書

電子書籍

乱歩とモダン東京 ――通俗長編の戦略と方法

著者 藤井淑禎

江戸川乱歩の作品は、戦前の同時代においては「通俗長編」で圧倒的な人気を集めた。『蜘蛛男』に始まる『黒蜥蝪』『魔術師』『吸血鬼』『人間豹』『黄金仮面』のような怪人対名探偵明...

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乱歩とモダン東京 ――通俗長編の戦略と方法

税込 1,430 13pt

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乱歩とモダン東京 通俗長編の戦略と方法 (筑摩選書)

税込 1,650 15pt

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商品説明

江戸川乱歩の作品は、戦前の同時代においては「通俗長編」で圧倒的な人気を集めた。『蜘蛛男』に始まる『黒蜥蝪』『魔術師』『吸血鬼』『人間豹』『黄金仮面』のような怪人対名探偵明智小五郎の冒険活劇である。そこには乱歩の密かな戦略があった。大衆読者のあこがれをかきたてるような1930年代のモダン東京の華やかな部分を活写し、見事に作品展開に生かしたのである。これまで研究されてこなかった通俗長編の中に、大衆の心をつかむ仕掛けとしての大東京の描写を読みといていく。

目次

  • 第1章 通俗長編と『探偵小説四十年』/通俗長編への低評価/『探偵小説四十年』の成り立ち/『探偵小説四十年』の執筆時期問題/自己言及ものの真偽問題/第2章 あこがれの文化アパート/明智の住まい変遷史/開化アパートと文化アパート/お茶の水の文化アパート/アパートの歴史/描かれた開化アパート/〈あこがれ〉の的としての開化アパート/第3章 帝都復興と昭和通り/都市改造の動き/道路改良の歴史/昭和通り視察記/四四米幅の大道路/岩本町交差点/大正通り/大正通り沿い/両国橋周辺/『蜘蛛男』/昭和通りと大正通り/第4章 京浜国道のカーチェイス/京浜国道の改修/行詰れる京浜国道/『蜘蛛男』の京浜国道/自動車の時代/『黄金仮面』と京浜国道/京浜国道と乱歩/第5章 遊園地の時代──鶴見遊園と花月園/『蜘蛛男』の鶴見遊園/パノラマ館/花月園の歴史/遊園地ブーム/子供中心の暮らし/『地獄風景』と『パノラマ島綺譚』/第6章 巨大ランドマークの迷路──国技館/モダン東京高層建築物事情/国技館の歴史/国技館の異様な外観/国技館の迷路構造/迷路性への着目/床下の迷路/もう一つのトレードマーク/報知新聞と相撲/第7章 プチホテルの愉楽/車町への転居/車町の悪環境/高台のホテル/張ホテルの魅力/『緑衣の鬼』/『影男』/荷風と山形ホテル/第8章 モダン文化住宅の新妻/明智と文代の結婚/はつらつとした文代像/龍土町の文化住宅/文化住宅の歴史/郊外としての龍土町/第9章 大東京の郊外/大東京の誕生/境界意識/郊外願望/『人間豹』の郊外/西池袋への転居/曲馬団の公演地/第10章 〈近代家族〉の誕生/郊外の発展/家族像の変遷/「我子のしつけ方」/乱歩家の家族像/『探偵小説四十年』中の家族写真/明智の場合/第11章 戦略としての土蔵/蔵の中からという趣向/戦略としての土蔵の起源/幻影の城主/書斎・書庫としての土蔵/近代における土蔵改良史/震災後のモダン土蔵/第12章 乱歩邸が乱歩のものとなるまで/県知事の別宅/坂家の人々/西巣鴨町と「乱歩邸」/坂家のその後/転居当時の「乱歩邸」/乱歩と坂輔男/あとがき

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評価内訳

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紙の本

モダン都市文学としての乱歩『通俗小説』

2021/07/18 10:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は立教大学名誉教授で近現代日本文学・文化が専門。2004年隣接する旧乱歩邸と乱歩が好んだ土蔵書庫の蔵書と諸資料の寄贈を受けた立教大学により、整理保存・評価の責任者となった。これをきっかけに、乱歩研究者となったが、乱歩研究者は多い。いわば新参者。そして14年間の研究成果として、本書を世に問うたのである。何か新事実が明かされるのか、と思ったら、そうではなかった。1929年に始まる『黒蜥蝪』『黄金仮面』のような怪人対名探偵明智小五郎の冒険物語、これを文学研究では「通俗小説」、「純文学」に対して一般大衆の好みに応じた娯楽性の高い小説、つまり「大衆小説」を、近現代日本文学研究者の目から解題・分析するものであった。著者の視点は乱歩の「通俗小説」を、海野弘氏が文学の一ジャンルとして提唱し、現在確立した「モダン都市文学」として捉えるものであった。
第一が関東大震災後のモダン都市東京。東京の変貌を文学者の視点から描いた傑作には永井荷風『断腸亭日乗』がある。『荷風と東京』(川本三郎著,都市出版1998)は、荷風の『日乗』という鏡を通してモダン都市東京の過去と現在との往還を試みながら論じていた。乱歩は、帝都の二大幹線道路である昭和通りと大正通り(靖国通り)を作中にいち早く取り込み、「繁華を誇る日本一の京浜国道」を舞台とするカーチェイス・シーン、また、新しい都市施設であった遊園地とか高層化時代になって登場したランドマーク(本書では国技館)を次々に意欲的に取り込んでいく。第二は大衆読者のモダンへの憧れに応えた「文化住宅」や調度品、ファッション、暮らしぶりなどが、明智小五郎の住まいの変化に合わせて精緻に描写される。しかし『乱歩「東京地図」』(富田均著作品社1997)という200か所にもおよぶ東京の乱歩ゆかりの場所を現地踏査した先人乱歩研究家の労作があり、目新しいものではない。
しかし「近代家族」は新しい切り口である。これまでの「モダン都市文学論」では扱われていないテーマではないか?著者は小林少年を子供と見立てることで、明智家を疑似家族と考えて1930年代に広まりつつあったモダン文化住宅に住み、愛し合い、信じ合う人間的生活を営んでいる、夫婦と子供だけで構成される近代家族像、今日の「核家族」を小説の中に体現しているという。小林少年を明智夫婦の子供と見立てることには驚きだが、両者の関係は躾に類した親子の絆のようなものがあった。例えば『怪人二十面相』『少年探偵団』に出てくる勇気、助け合い、勉学優先などの徳目、また、少年探偵団の七つ道具の一つ「小型手帳と鉛筆」は注意力や記録力を養うため、さらに『妖怪博士』の奥多摩鍾乳洞探索は近代家族の典型的な休日の行楽なのである。しかし戦後の『青銅魔人』では都心の事務所、麹町のアパートに移るし、妻の文代は突然結核で療養所暮らしとなって消えてしまう。小林君だけは相変わらず少年である。敗戦後昭和初期の近代家族像がそのまま温存されていくとは予想できず、乱歩は明智家の近代家族像に終わりを告げたというのである。ただ高度経済成長時代には「核家族」は「復活」するが、戦前のそれとは異なるものであった。
ところで、本書でも著者による小林少年の出自とその後、療養生活をしている文代夫人など乱歩がついぞ触れなかったが、乱歩ファンとしては知りたい秘密は描かれていない。しかし「明智小五郎回顧談」(平山雄一著ホーム社2017)がフィクションとして描いている。ラストは、乱歩を想わせるようなどんでん返しと「二代目」小林少年の登場、そして颯爽と登場する文代夫人、そして怪人二十面相が一堂に会し、知りたいことがわかる仕掛け。

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2021/03/22 00:50

投稿元:ブクログ

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2022/11/12 23:16

投稿元:ブクログ

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