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科学報道の真相 ──ジャーナリズムとマスメディア共同体
著者 瀬川至朗
なぜ新聞・テレビの報道で失敗がおこるのか。そして市民の不信感を引きおこすのか? 長年科学報道の第一線に身をおいていた著者が、福島第一原発事故・STAP細胞事件・地球温暖化...
科学報道の真相 ──ジャーナリズムとマスメディア共同体
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科学報道の真相 ジャーナリズムとマスメディア共同体 (ちくま新書)
商品説明
なぜ新聞・テレビの報道で失敗がおこるのか。そして市民の不信感を引きおこすのか? 長年科学報道の第一線に身をおいていた著者が、福島第一原発事故・STAP細胞事件・地球温暖化など、著名な事例を検証。さらに、研究機関や政府側からの発表攻勢、報道機関の自主規制、科学的不確実性の伝え方、社内組織のパワーバランスなど、科学報道がかかえる問題を分析。科学事件の構造、マスメディア自体が直面する課題を、生々しい現場から浮き彫りにする。
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紙の本
報道の客観性、公平・中立性について考える
2017/02/26 20:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aspheric - この投稿者のレビュー一覧を見る
STAP細胞問題、福島第一原発事故、地球温暖化問題を通して、マスメディアの構造的問題、客観報道、公平・中立報道の問題点について考察している。
報道の客観性とは取材における科学的方法のことであり、"検証"の規律である。日本では"伝え方"の客観性が重視されてきた。
そこでは「権威のある情報源」(理研、政府、東電、原子力安全・保安院、IPCC)が発表した内容をありのままに伝え、発表内容に間違いがあれば情報源に責任転嫁するという、効率的に記事を生産する構造が存在し、自己検証を怠るゆえ、市民はマスメディアの報道に不信感を抱く。