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電子書籍
ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日
著者 青木冨貴子
「安全への逃避」をはじめとするベトナム戦争の写真報道でピュリツァー賞にかがやき、一躍世界に名を知られ、やがて34歳の若さで戦場に散った“日本のキャパ”沢田教一。情熱と野望...
ライカでグッドバイ ――カメラマン沢田教一が撃たれた日
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ライカでグッドバイ カメラマン沢田教一が撃たれた日 (ちくま文庫)
商品説明
「安全への逃避」をはじめとするベトナム戦争の写真報道でピュリツァー賞にかがやき、一躍世界に名を知られ、やがて34歳の若さで戦場に散った“日本のキャパ”沢田教一。情熱と野望に満ちたその人生の軌跡を、ベトナム、アメリカ、ロンドン、香港に訪ね取材し、浮かび上がらせたノンフィクション。ベトナム戦争のある一面を知ることができる貴重な記録でもある。
目次
- 序章/第一章 離陸 三沢空軍基地/第二章 サイゴン アメリカの戦争/第三章 栄光 ビルド・アップ&エスカレーション/第四章 激戦 ウォー・コレスポンデンツ/第五章 頂点 テト攻勢/第六章 香港 再び戦場へ/第七章 カンボジア戦線 国道二号線/終章 あとがきに代えて/文庫版(一九八四年刊行)のためのあとがき/再文庫化のためのあとがき/蛇の足として 開高 健/解説 表現することの狂気 角幡唯介
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紙の本
危険と写真
2022/04/22 06:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨宮司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
開高健や石川文洋の著作を読んでいた時から、沢田教一は気になりすぎるぐらいに気になる存在だった。ベトナム戦争で有名すぎるぐらいに有名な写真を撮り、ピューリッツァ賞を受賞した人物として、沢田を除いて日本人とベトナム戦争との関わりを語ることはできない。ベトナム戦争当時はまだ日本人とアメリカ人との金銭的な差別待遇が存在し、沢田は少しでもいい報道写真を撮って稼がねばならない立場にあった。周辺人物の証言として、沢田は幾度も、アメリカ人ならば越えてはならない一線を踏み越えて、写真を撮りに行く、というものがあった。逆境が人の心を打つ写真を撮ることを強いたのなら、何という逆説かと思わざるを得ない。ともかく、一度は読んでおいてほしい評伝である。散文的で読みにくいのは御愛敬。
紙の本
日本に彼のような男がいたことを誇りに思います。
2021/10/30 19:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
沢田教一の写真は幼少から何度も目にしていたが、どのような人物かは知らなかった。日本は世界の紛争問題に対しては「お金だけ出して・・・」的な見方をされることが多く問題視していましたが、沢田教一というジャーナリストがいたことが私にとっては救いになった気がします。