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紙の本
君は君の人生の主役になれ (ちくまプリマー新書)
著者 鳥羽 和久 (著)
同調圧力、善が偽装された世界、自分の不満を子どものせいにする親…。十代の若者が学校や社会、家庭で直面していると思われる理不尽な事柄を描きながら、なぜそうなってしまうのかを...
君は君の人生の主役になれ (ちくまプリマー新書)
君は君の人生の主役になれ
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商品説明
同調圧力、善が偽装された世界、自分の不満を子どものせいにする親…。十代の若者が学校や社会、家庭で直面していると思われる理不尽な事柄を描きながら、なぜそうなってしまうのかを、その背景にある構造を踏まえて読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
先生や親、周りにいる大人たちの言葉に違和感を持ち、悩むことの多い十代。みんなとは違う自分独特の生き方を見つけて、大人たちの「普通」を打ち破ろう。【商品解説】
先生や親の言葉に違和感を持ち、悩むことの多い十代。みんなとは違う自分独特の生き方を見つけて、大人たちの「普通」を打ち破ろう。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 学校に支配されないためのメソッド
- 同調圧力に負けるとき
- みんな一緒じゃないと許されない世界/傷つきの後に「大人になる」こと
- 社会に適応することで失うもの
- 大人の意図を汲み正解を求めようとする/生きる実感を大切にする
- あなたは別に弱くないし、孤独なままに世界と繫がっている
- 内面化された「弱さ」/孤独なままに世界と繫がる
- 先生と僕
- 教育現場の惨状/学びは非対称な関係に依存する/親という人生最初の先生/尊敬されない学校の先生/僕の大好きな先生
著者紹介
鳥羽 和久
- 略歴
- 〈鳥羽和久〉1976年福岡生まれ。文学修士。専門は日本文学、精神分析。株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、単位制高校「航空高校唐人町」校長。著書に「親子の手帖」など。
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紙の本
『君は君の人生の主役になれ』
2023/06/13 21:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
十代が学校や社会、家庭などで直面している理不尽な事柄
・学校で「同調圧力」に負けそうなとき(第1章)
・人生を阻害する親という存在から逃走するには(第3章)
・何のために勉強するのかの唯一の答えは(第5章)
なぜそうなってしまうのかという謎を、背景にある構造をふまえながら読み解く
《学校や親が重くてしんどい人へ》──帯のコピー
第2章は恋愛の問題、第4章ではお金についてとりあげ、状況の複雑さを見抜き、自分独特の人生を生き抜くことを提案する
これはもう禁書レベルの一冊(もちろん逆説的な意味で)
この本で武装する十代とたたかうために、親や教師も読んでおきたい読みごたえのあるプリマー新書
著者は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、単位制高校「航空高校唐人町」校長として150名余の小中高生の学習指導に携わる
また、書店「とらきつね」店主として各種イベントの企画運営、独自商品の開発を行うかたわら、Twitterでも精力的に発信している
『親子の手帖』鳥羽和久/鳥影社
『おやときどきこども』鳥羽和久/ナナロク社
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紙の本
自分を大事にする話・暗いつくりの内容に捉えられるかもしれません。
2022/11/08 17:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
所詮教師でも実の親でも、あなた自身のことを心の底から思っているわけではない、という事実を読み手に理解させ、「他人に振り回されるな」と著者が強く読み手に伝えている1冊です。
確かに、ごもっともと思います。当書を読み切って、視野が広がりました。
ただ、やはり内容が内容なので、暗い雰囲気のつくりになってしまっている感が否めません。ですが、その暗い雰囲気で読み進めないと、当書の良さが感じ取れないと思います。
紙の本
目ウロコと ダメなところが 並存し
2023/06/05 22:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
勉強して、成績を上げて、仕事をするだけで、人生それでいいのだろうか。その過程において、感動することを我慢していいのだろうか。社会は複雑なもので、建前で教えられている通りに大人たちは行動してきたわけではない。レールに乗せようとする学校や親などの手口を明らかにし、自分の人生を生きるにはどうすればいいかを記した本である。
2.評価
(1)第1章や第4章のように、目から鱗が落ちる内容もあった。特に第4章。鳥羽和久は、「私は一度も就職活動することなく、大学院時代に自分で事業を始めて現在に至」(p.157)た人だそうで、高等学校や大学を卒業して就職するという多数派の生き方とは違う視点が得られる(5点レベル)。
(2)しかし、全体の内容に疑問点が多い点が2点、それを重視して3点とする。
ア.そもそも「自分独特の生き方」(p.124の表現)がいいかと思う人がいると思われる。肝心なことは食べていくことだとすれば、本書の展開は、面白いところがあるものの、どうでもいいと思う読者もいると予想する。
イ.「『ブラック企業とかも悪い人がやっているというより、資本の運動に巻き込まれた結果という感じがあるよね』」(p.166。なお、筆者はp.100ll.6-15も同旨と判断した)に賛成しない。もしそうであればブラック企業という概念すら出てこないはずだからである(企業ごとに差があるわけだから、「『悪い人がやっている』」という側面を否定できない)。
ウ.SDGsやダイバーシティの流れに「『反発している人たちは、なんとか人間を守ろうと抵抗しているんだ』」(pp.189-190)にも賛成しない。人間は差別するものだとは思うが、差別の肯定を「『抵抗』」として肯定的に評価するのはいかがなものか。同様のことはpp.86-96にも感じた(一般論として私見を述べると、当事者の言うことを聞くべきだとは思うが、それと独立して自らの見解をもっていかないとなると、現状維持にしかならない。pp.189-190同様、悪のまま放っておいた方がいいとなってしまう)。
電子書籍
人生
2024/03/18 16:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
親との関係性だったり様々な人生においての事柄が書かれていて自分にも当てはまることもあり、興味深かったです。