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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語
著者 フェデリーコ・マリア・サルデッリ , 関口英子 , 栗原俊秀
バロック後期の作曲家で聖職者でもあったヴィヴァルディは、晩年、生活苦から借金を重ね、仕事を求めて向かったウィーンの地で不遇な最期を遂げた。遺された膨大な自筆楽譜の数々。兄...
失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語
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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語
商品説明
バロック後期の作曲家で聖職者でもあったヴィヴァルディは、晩年、生活苦から借金を重ね、仕事を求めて向かったウィーンの地で不遇な最期を遂げた。遺された膨大な自筆楽譜の数々。兄の魂そのものである、それらの手稿譜を守ろうとする弟、手稿譜に純粋な関心を寄せる愛書家の貴族、名家の窮乏につけ込んで買い叩こうとする欲に目がくらんだ司祭、遺産相続でもめる遺族たち、寄贈されても価値のわからない修道士たち、そしてユダヤ人の音楽学者から、ムッソリーニ、詩人エズラ・パウンドまで、様々な人間の愛憎、欲望、無知が複雑に絡み合ったために、楽譜がたどった数奇な運命を、音楽家でヴィヴァルディ研究の第一人者の鬼才サルデッリが見事に描いた傑作。本書は2015年、優れた小説に与えられるジョヴァンニ・コミッソ文学賞を受賞。
目次
- 第一章 ヴェネツィア、一七四〇年五月二十七日、金曜日、カッレ・デ・ファヴリ、アントニオ・ヴィヴァルディ司祭の館
- 第二章 モンフェッラート地方、オッチミアーノ村、ダ・パッサーノ城、一九二二年秋
- 第三章 ヴェネツィア、一七四一年八月四日
- 第四章 モンフェッラート地方、ボルゴ・サン・マルティーノ、一九二六年秋
- 第五章 ヴェネツィア、一七四一年十一月三日、金曜日
- 第六章 トリノ、一九二六年十月十二日、火曜日
- 第七章 ヴェネツィア、一七七八年四月十六日、木曜日、サン・ベネト広場
- 第八章 トリノ、一九二六年十月六日、水曜日
- 第九章 ヴェネツィア、一七八〇年五月二十日、土曜日
- 第十章 トリノ、一九二七年三月
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