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紙の本
折鶴 (創元推理文庫)
著者 泡坂 妻夫 (著)
【泉鏡花文学賞(第16回)】縫箔の職人・田毎は、自分の名前を騙る人物が温泉宿に宿泊し、デパートの館内放送で呼び出されていたのを知る。奇妙な出来事に首を捻るうち、ある出来事...
折鶴 (創元推理文庫)
折鶴
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商品説明
【泉鏡花文学賞(第16回)】縫箔の職人・田毎は、自分の名前を騙る人物が温泉宿に宿泊し、デパートの館内放送で呼び出されていたのを知る。奇妙な出来事に首を捻るうち、ある出来事を思い出し…。ミステリの技巧を凝らした「折鶴」など、全4編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
ミステリ作家、紋章上絵師、奇術師。
この一冊で著者の三つの顔がすべて楽しめる――末國善己(解説より)
4つの衝撃の結末を描く、ミステリの技巧を凝らした
第16回泉鏡花文学賞受賞作
生誕90年記念出版第2弾
新内節を語れる友禅差しの模様師・脇田は、旅先で三味線弾きの芸妓・彩子と出会う。脇田は彼女に惹かれるが、彩子と、酒と女で身を持ちくずした彼女の師匠の名新内語りが、以前ある殺人事件に巻き込まれたことを知る、「忍火山恋唄」。縫箔の職人・田毎は、自分の名前を騙る人物が温泉宿に宿泊し、デパートの館内放送で呼び出されるという奇妙な出来事に見舞われていた。そんな折、パーティで元恋人の鶴子と再会するが。ふたりの再会が悲劇に繋がる「折鶴」など全4編。職人の世界を背景に、流麗な筆致で描く恋愛小説と、巧みな構成が光る本格ミステリを融合した名短編集。第16回泉鏡花文学賞受賞作。
■目次
「忍火山(しのびやま)恋唄」
「駈落」
「角館(かくのだて)にて」
「折鶴」【商品解説】
収録作品一覧
忍火山恋唄 | 9−119 | |
---|---|---|
駈落 | 121−153 | |
角館にて | 155−189 |
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2023/07/10 08:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
その年齢になってはじめてわかる本がある。
読むべきときに読むことができた一冊でした。
少し前の日本の職人の世界,男女の機微。
今年読んだ中でベストです。
8月に再刊される直木賞受賞作「陰桔梗」も
今から楽しみです。