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商品説明
江戸では多くの人々が様々な方法で自己の向上を図り、自らに課せられた社会的な条件や限界、運命等と向き合っていた。イデオロギー、アイデンティティ、平等など多種多様な観点から、徳川時代の社会や集団、個人の実像に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
すでに常識として定着した感のある、近世から現代にかけての日本社会に対する見方を覆す刺激的な1冊であり、19世紀の後半に、なぜ日本はあそこまで素早く近代化することができたのか、という問い対して有益な視座を提供する。【商品解説】
目次
- 日本語版のためのまえがき
- 第1章 序論――「我を思う」ための文脈づくり
- 第2章 アイデンティティと志向性
- 第3章 自己利益、反抗、公共圏
- 第4章 信仰と宗教実践における秘密とプライバシー
- 第5章 修身、サロン文化、私塾
- 第6章 福利と幸福の追求
- 第7章 価値観
- 第8章 結論――近世日本の個性
- あとがき――現代日本における個性への反発
著者紹介
ピーター・ノスコ
- 略歴
- 〈ピーター・ノスコ〉１９５０年生まれ。ブリティッシュ・コロンビア大学教授。専攻は日本思想史。著書に「江戸社会と国学」など。
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