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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.10
- 出版社: 白水社
- サイズ:23cm/760,176p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-560-03995-X
- 国内送料無料
紙の本
フランス食の事典
著者 日仏料理協会 (編)
世界に冠たるフランス・ガストロノミの総てが分かります。飲食に関するあらゆる分野の見出し語2400と小見出し多数。ルセット2500。日本語索引、仏・英・伊語索引付。【「TR...
フランス食の事典
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商品説明
世界に冠たるフランス・ガストロノミの総てが分かります。飲食に関するあらゆる分野の見出し語2400と小見出し多数。ルセット2500。日本語索引、仏・英・伊語索引付。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
日本語で引ける丁寧な解説書
2010/05/08 20:23
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mikimaru - この投稿者のレビュー一覧を見る
2007年にサイズがやや小さめの普及版(978-4-560-09202-6)が半額で発売になっているようだ。ページ数などは同じなので内容も同じ可能性があるが、自分の手元にあるのはこちらなので、こちらに記載。
何が使いやすいかというと、本の大半が「日本語で引くと詳細な解説がついてくる」点だ。たとえば最近「ケーク・サレ」という言葉があるが、フランス語でケークというのはどの範囲なのか(菓子の意味ならほとんどがガトーという単語のはず)と、ページをめくれば、
ケーキ (英)
という英語の説明欄につづいて、
フランス語での説明として
ケーク cake (男) / 英 fruit cake / 伊 panfutto (男) , plum-cake (男)
という具合に、ドライフルーツを加えて日持ちするように作られた、イギリスのフルーツケーキからはいってきた単語であることが丁寧に説かれている。
つまり「ケーク・サレ」は、そこからさらにフランス流に進化した、お総菜としても楽しめるもの(サレは塩味を意味する)の総称となる。由来を考えればイギリスのパウンド型のようなもので焼くのが正式かもしれない。
まずフランス語ありきの事典ではなく、日本語を母語とする人の発想で書かれているので、とても読みやすい。
たとえば、しじみ(蜆)の欄は、英語でwater clamであり、これこれであると6行にわたって解説してくれるのだが、フランスにはない(だからフランス語の単語は不記載)としめくくられる。
いわゆる「パン」の解説では、P.495の後半から——
パンの概要
種類(伝統的なもの、高級なもの、食餌療法パン、イタリア風パン、ほか)
フランスの製法分類(直捏法、ポリーシュ法、パン種法ほか)
日本の製法分類(直捏法、中種法、水種法、ほか)
——などで、P.500の冒頭までつづく。
読み物としても、たいへんおもしろい。
紙の本
2000/12/26夕刊
2001/01/07 18:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
食材、調理法、ワインの銘柄、チーズ、スパイス、お菓子……。フランスの「食」に関する事項を網羅的に解説するユニークな事典。たとえば「かに」を引くと、青がに、けあしがに、沢がに、たらばがに、緑がに、ヨーロッパいちょうがに、といった名前ごとに説明がつく。食通、料理関係者向きの本だが、眺めて楽しい。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000