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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/10/25
- 出版社: 白水社
- サイズ:20cm/198p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09053-4
紙の本
死体展覧会 (エクス・リブリス)
人を殺し、その死体を芸術的に市街に展示する謎の集団。幹部の「彼」は、人道的感情に感染したエージェントの末路を語り出す…。イラクにはびこる不条理な暴力を、亡命イラク人作家が...
死体展覧会 (エクス・リブリス)
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商品説明
人を殺し、その死体を芸術的に市街に展示する謎の集団。幹部の「彼」は、人道的感情に感染したエージェントの末路を語り出す…。イラクにはびこる不条理な暴力を、亡命イラク人作家が冷徹かつ幻想的に描き出した14編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
現代アラブ文学の新鋭が放つ鮮烈な短篇集
アラビア語版がヨルダンで直ちに発禁処分を受け、ペンギン社から刊行された英訳版がPEN翻訳文学賞を受賞した、イラク出身の鬼才による14の短篇集。
「死体展覧会」:人を殺し、その死体をいかに芸術的に展示するかを追求する謎の集団。その幹部である「彼」は、新入りエージェントの「私」に心得を説く。「我々は狂信的なイスラーム集団ではないし、非道な政府の手先でもない」。そして「彼」は、〝陳腐な人道的感情〟に感染したあるエージェントの末路を語りだす……。
「アラビアン・ナイフ」:僕たちは「ナイフの術」で結びついた仲間だ。4人は目の前のナイフを忽然と消すことができ、ただひとり僕の妻だけが消えたナイフを取り戻すことができる。ナイフはこの国を覆う残虐さの象徴なのか? 謎はいっこうに解けぬまま月日は流れ、ある日、消息不明になっていた仲間の最期を知る男が訪ねてくる……。
独特の奇想が悪夢のように展開し、どれも忘れがたい幕切れを迎える。イラク戦争をめぐる文学において、米国の作家とはまったく異質な感性が登場したと高く評価され、20以上の言語に翻訳されている。作家は1973年バグダッド生まれ、現在はフィンランド在住。【商品解説】
現実か悪夢か。イラクにはびこる不条理な暴力を、亡命作家が冷徹かつ幻想的に描き出す。現代アラブ文学の新鋭が放つ鮮烈な短篇集。【本の内容】
収録作品一覧
死体展覧会 | 5−14 | |
---|---|---|
作曲家 | 129−136 | |
ヤギの歌 | 137−152 |
著者紹介
ハサン・ブラーシム
- 略歴
- 〈ハサン・ブラーシム〉1973年バグダッド生まれ。作家・詩人・映像作家・劇作家。PEN翻訳文学賞、英国インディペンデント紙外国文学賞受賞。
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