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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:1977/01/01
- 出版社: 評論社
- サイズ:31cm/32p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:978-4-566-00111-4
紙の本
ゼラルダと人喰い鬼 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
著者 トミー・ウンゲラー (さく),たむら りゅういち (やく),あそう くみ (やく)
お料理が大好きな少女ゼラルダは、ある日、町へ行く途中で人喰い鬼とであいました。ところが、あまりにもお腹がすいていた人喰い鬼はたおれてしまい、かわいそうに思ったゼラルダは…...
ゼラルダと人喰い鬼 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,460円(86pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
お料理が大好きな少女ゼラルダは、ある日、町へ行く途中で人喰い鬼とであいました。ところが、あまりにもお腹がすいていた人喰い鬼はたおれてしまい、かわいそうに思ったゼラルダは…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
勧善懲悪でない鬼物語
2019/11/02 18:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
血のついたナイフを手に今にも子どもを喰らおうとする冒頭の人喰い鬼は圧巻。地下室を掘り子どもを隠す親たち。人里離れた家に住み人喰い鬼の噂を知らないゼラルダは…。
ゼラルダにとって人喰い鬼が少しも脅威でないところが傑作。この料理上手な優しい女の子には「お腹を空かせた可哀想なひと」なのだ。人喰い鬼の心を捉えたゼラルダは彼とともに暮らす。毎日美味しい料理で満たされた人喰い鬼は子どもを襲わなくなり、村に平和が戻る。やがて美しく成長したゼラルダは…。
ラストページに描かれた人喰い鬼のメロメロぶりがいい。(もはや鬼にあらず?)
紙の本
絵がすき
2018/10/17 11:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
トミー・ウンゲラーさんの絵が好きです。
人食い鬼は大きいし表情もこわいのでこわがってしまうかなと思いましたが、カラフルで明るい色なので息子はこわがらずに聞いていました。
紙の本
やっぱり、美味しいものは、世界を救う♪
2005/09/23 13:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
食欲の秋…なんて言葉が聞こえるような季節になると、この絵本が頭に浮かぶ。表紙からして、どんなお話?とワクワクさせてくれる。鋭い歯を持ったひげもじゃの海賊風の大男が、どーんと描かれている。机にのせた、その右手にはジョッキ、左手にはナイフ!…そして、腕の中にはかわいい女の子がいて、にっこりと大男を見上げている。
実は、この大男は、子どもを食べるのが大好きな人喰い鬼。けれども、村では、子どもを守るために外に出さなくなったので、鬼はおなかをすかせていた。そんなとき、かわいい女の子のゼラルダが通りかかる…。
ゼラルダは、親孝行の料理好き。とにかくいい子!ゼラルダを襲おうと思ったものの、あまりに腹ペコで倒れてしまった鬼を見て、料理を作って食べさせてやる。そのおいしさに喜んだ鬼は、ゼラルダを食べるのも忘れて、お城に来てもらって料理を作ってもらうことにする。やがて、料理に魅せられた鬼は、子どもを食べることなんてやめて、村に平和が訪れるという、ハッピーなお話。
彼女の作る料理とその絵がなんとも楽しい!「ガチョウのレバーのパテ」だの「七面鳥の丸焼きシンデレラ風」だの「ポンパーノ・サラ・ベルンハルト」だの、なんだかわからないものの、大きな画面いっぱいに描かれたごちそうは、とても魅力的。
美味しいもので平和が訪れるというのもいいが、ゼラルダが心優しいだけではなく、類まれな料理の腕を持っていたことが身を守ることになったわけで、やっぱり「芸は身を助ける」のだな、と妙に納得した。ストーリー、絵ともにすてきな1冊である。
紙の本
みんなが幸せになります。
2002/04/23 09:05
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投稿者:しょこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人喰い鬼は子供を食べるのが大好き。でも町の人たちが子供を隠してしまいました。お腹が空いた人喰い鬼の前にゼラルダが現れます。いったいゼラルダはどうしたのでしょう。
お話の内容は、怖い鬼につかまったものの子供の才覚や一芸でうまく逃げおおせる、といったよくあるパターンの変形なのですが、ちょっと一味違います。
ゼラルダの得意技はお料理。あまりのおいしさに鬼は人喰いを止めてしまいます。自分ばかりでなく周りの人も救ってしまう、前向きなお話です。
こどもたちが逃げ隠れせずにすむようになり、めでたしめでたしかと思いきや、それだけでは終わらず最後の落ちには思わず笑ってしまいました。
見るからに恐ろしげな人喰い鬼の姿とおいしそうなゼラルダの料理と、子供の喜びそうな絵もたくさんです。
最初のほうの鬼の姿に怖がる子も読み終わった頃にはにこにこ出きるお話です。
紙の本
恐くて美味しい絵本
2001/05/28 13:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松井泰 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐ろしい小さい子供を食べる大男。これが、食べようとしたかわいいゼラルダちゃんにひょんなことから助けられる。料理名人のゼラルダちゃんの料理に大男は、虜。人喰い仲間も同じく虜。小さい子供よりも美味しいものがいっぱいあることがわかって、人喰いをみんなでやめて、みんな良い人になりましす。そして、やさしい素敵な男性となった鬼と、ゼラルダちゃんは、結婚、みんな幸せに暮らしましたというちょっと変な話。
ウンゲラーの絵は、簡潔な線ときれいな色彩で話をいきいきと描いていきますが、それだけでなく、いろいろと小道具が絵の中にさりげなく描き入れてあるので、読むたびに新たな発見があり、子供が くりかえし読むのに飽きません。
この絵本は、恐ろしい鬼の絵とともに、ゼラルダちゃんがつくる美味しそうな料理の絵が秀逸です。残念ながらレシピはついていないものの、子供ともども、どんな味かな?と想像しながら読むと親子で楽しめます。
変なストーリーですが、料理から考えると、どうもアルザスのあたりが舞台のようです。となると、野蛮だった部族が、洗練された料理文化をもつ部族により教化され、文明人となって、幸せな世界を造っていったということをがウンゲラーの頭にあったのでは?とも考えられます。ヨーロッパの歴史をひもときながら、この仮説を検証されるのも楽しいかもしれません。