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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:2000.6
- 出版社: 評論社
- サイズ:31cm/1冊
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-566-00674-3
紙の本
チャボのオッカサン (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
パパが、湖でおぼれそうなチャボを助けたのがはじまりでした。チャボのオッカサンは毎朝塀も湖も道路も越えて、家にたまごを生みにくるように。タフで強気で義理がたい、オッカサンの...
チャボのオッカサン (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:35,530円(323pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
パパが、湖でおぼれそうなチャボを助けたのがはじまりでした。チャボのオッカサンは毎朝塀も湖も道路も越えて、家にたまごを生みにくるように。タフで強気で義理がたい、オッカサンのたのしいおはなし。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ボブ・グラハム
- 略歴
- 〈グラハム〉1942年シドニー生まれ。「ジョンくんえほん」のシリーズでオーストラリア絵本賞と赤ちゃん絵本大賞受賞。その他の作品に「はいっちゃだめ!」など。
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紙の本
チャボの恩返し?
2000/07/29 15:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいかい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日、ケティとママとパパが散歩していると湖でおぼれかかっているチャボを見つけました。パパが湖に飛び込んでチャボを助け、家に連れて帰りました。しばらくの間一緒に生活しますが、みんなで相談した結果、チャボを元の家に返してあげることにします。最初にチャボを見つけた湖の向こうにある農場に無事送り届けることができ、めでたしめでたしで終わるところですが……。
なんとチャボは、毎朝ケティの家まで歩いてきて卵を一つ産み落としていくのでした。それも、いつも飼い犬のブルーノお気に入りのバスケットの中に! 終わりそうで終わらないこのお話の結末は?
色鉛筆やサインペンで描かれているようなほんわかとしたパステル調の色彩と、殆ど点だけの目と鼻の無表情というか、あっさりとした家族はなんともいえない味があります。ただ淡々と卵を産みにやってくるチャボもとぼけていてカワイイ。よちよち歩きのケティがチャボと一緒に成長し、お姉ちゃんになっていく様子を自分の娘と重ね合わせて懐かしくなりました。
この絵本は1997年度のケイト・グリーナウェイ賞の次点に選ばれています。
紙の本
絵を読む絵本!
2000/07/09 15:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:点子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い夫婦が助けたチャボはなんと義理がたい?! 毎日卵を産みに出かけてきて、それから?それから?...お話はいたって単純、そうに進むのですが、「でもお話は終わらなかったんです」がなんと3回も繰り返されて、最後にはちゃんと終わったか?というと?これまた別のお話もありそうで、とにかく文句なしに、愉快な気分にさせられてしまう絵本なのです。
作者のボブ・グラハムはオーストラリアのシドニー生まれ、『ジョンくんのえほん』(評論社刊)など、ひとりでお話もつくり、絵も描くというタイプの作家です。コマ絵ふうに展開するしゃれた線と色づかい、というと、「タンタン」や「さむがりやのサンタ」を思い浮かべる人もいらっしゃるでしょうか。大きい版型はそのためにあるといった感じで、大小メリハリのある絵がゆったりと進んでいきます。
絵本の醍醐味は「絵を読む」こと!そもそもチャボはどうして湖に落っこちたのか?グラハムはちゃんと中扉の絵でそれを語っていますし、この家族のその後は?というと最後の見返しで一部をまたちゃんと語っていて、彼らの暮らし振りが大きく変わっていないことにホッとさせられたりして……大人が子どもに読んであげるときに一緒に話し合える場所も用意してくれています。
ストーリーに関係なく見えてくるのがこの家族の暮らし振り。夫婦に幼い女の子ひとりとブルーノというでっかい犬1匹。でもママのお腹の中には赤ちゃんがいて、(ママがおふろに入っている様子なんか笑えちゃう)いずれ男の子が加わることになります。パパは長髪を後ろで結んで、イヤリングの人。何で暮らしを立てているのかはわからないけれど、赤ちゃんのための編物もするし、アイロンかけもする器用でやさしい人……グラハムさんご自身かしらん?
東京に住む大人の一人としては、こんな暮らしは、夢のようにうらやましい限り。
チャボも犬も人間も同じ目線(?)で生きていて、それぞれがそれぞれのやりかたで認め合っていて、そして背景には、町に接した大きな自然が存在しているはずだから、です。
(点子/図書館の学校)