青い孤島

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　地味で仕事もパッとしない小島佑。会社からもお荷物扱いされていたが、社長のパワハラ人事で僻地の小島へ、島の活性化の仕事を押し付けられた。何事にも消極的な佑だったが、訪れた島の東西のいざこざに巻き込まれて…

　小島だからこその閉塞感や、娯楽がないから人の噂で持ちきりな所が怖かったです。リアルにあるんだろうなぁ。

　船で出会った金髪美女のるいるいが、どうしてもローラのイメージがついてきました(笑)

　東西の諍いも何とか収まって、リアルRPGな島として観光名所になり、島の活気が出てホッとしました。佑の島を思う気持ちが島民に伝わって良かったです。

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あ～、やっぱり森沢さん最高♪
面白かった。
どの森沢作品にも共通することだけど、登場人物がみんな生きている。何でこんなに愛すべきキャラクターばかりなのか…。すごいなぁ。

本作の主人公は、会社で無能扱いをされ厄介払いのように僻地の小鬼ヶ島へ“島の活性化企画”担当として追いやられた会社員・佑。
バカンス気分で楽しもうと思ったのに、島の人たちと仲良くなるにつれ罪悪感でチクチク。
歓迎モードから一転するも、ここからが森沢ワールドの本領発揮！！
他作品｢恋する失恋バスツアー｣みたいに設定も面白くて、感動もありでおもしろかったです。

他作品｢キッチン風見鶏｣｢恋する失恋バスツアー｣とのリンクもあり。

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東京からおんぼろフェリー「竹丈丸」に乗って30歳の小島佑（たすく）が会社の仕事で小鬼ヶ島へ行こうとしますが、人生初の船酔いで同じ船に乗っていた27歳の美女るいるいさんに助けられ、島に到着します。
佑の仕事は島の活性化とは名ばかりのぼったくりをやってこいという上司命令。

その島は、島民が東と西に分かれて反目しあっているという大変な状況。
るいるいさんは東の居酒屋で働き始め東の男性にモテモテ。るいるいさんの奪い合いが始まります。

佑は西の割烹で出会った村長や息子の翔と交流を始めます。そして佑は巫女の椿姫から絶対に当るというとある重大なお告げを告げられます。

しかし、島で反目しあっている、西の翔と東の奈々ちゃんがこっそり付き合っていることがばれてしまいます。
佑はるいるいさんや椿姫たちと地球防衛軍を作り、東西の融和をはかり、翔と菜々をなんとかくっつけようと作戦を立てますが…。

ミステリー小説のようなタイトルとはかけ離れた森沢さんらしい明るく楽しいどたばたとした人情劇でした。
森沢作品『キッチン風見鶏』とのリンクも楽しめました。

森沢語録
感動は『心の食べ物』。だから常に与え続けていかないと心がやせ細って、しまいには病気になってしまう。

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主人公が器用で真面目なのにチキンなせいでバカにされる。人の顔色ばかり気にしていたけど本当の仲間に出会って成長していく。
乗り物に酔いやすい身として最初の船のシーンはこっちまでつ楽なった。
かなりファンタジーが強い

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感動は "心の食べ物"
与え続けないとやせ細って病気になる…か

ほんとに感動しました。
人は一人になることはあるけど独りにはなったらダメだな

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感動って心の食べ物なんですよね　だから常に与え続けていないと、心がやせほそってしまいには病気になってしまうって
まさにこの本は感動しました

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広告会社に勤める小島佑が無能呼ばわりされ孤島の小鬼ｹﾞ島に「島を活性化させるまで戻ってくるな」と飛ばされる。やる気もなし適当にバカンスを楽しもう的な感じの佑だが、村長の息子の翔に島を案内されるうちに、東西の争いを知る。同じ日に都会からやって来た金髪美女のるいるいさんと東西融和を目的とする地球防衛軍を結成。神社の大祭での椿姫がお告げが翔と菜々ちゃんの失踪をお膳立てしひと騒動を起こすシナリオ。大樹や村長の人柄に惚れた。特に村長のスピーチにはホロッとした。隔絶した孤島での古い慣習を打破したのは若い力だった。

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天気も悪くて何もできないGWでイライラしていたところ、立ち寄った地元の図書館でふと手に取った本だったけれど、この本を読めただけでもいいゴールデンウィークだったと言えるくらい、心の底から感動した。

会社から無能扱いされてきた30歳の主人公の小島佑が嫌味な社長により人口200人に満たない島に異動させられ、町の活性化を目指す物語。最初は島でバカンスを楽しむ予定だった主人公も、住民との出会いや今までに味わったことのない温かな居場所を感じられたことで、生きる喜びや自信を身につけていく様子にはすごく励まされた。

とにかく最高な一冊。

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無能と蔑まれていた男が離島に飛ばされたことから起死回生を図る、名付けて「RPG小説」。
こういう逆転劇は読んでいて気持ちがいい。

是非連ドラで観たいな。
るいるいはビジュアルも口調もローラのイメージで読んだけど、映像化するなら違った感じで観たいかな。
佑は同じ名でもあるし、柄本佑君でどうでしょう。
時生君は星矢で。
[図書館·初読·4月24日読了]

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島民は東西に分かれて不仲なのですが、実はみんな
それは悪しき慣習だと分かっている。
でも、同調圧力もあって、それを断つことができない。

同調圧力…
なんだか身近ですよね。

それを奇想天外な方法で変えようとするのが、よくぞ考えついた！といった感じで面白かったです。

主人公の佑は、島民のゴタゴタに巻き込まれたり
底抜けに明るい美女に会うことで、自分の弱さに気づきます。
そして、現実から逃げない決心をする。

人生が逆転するようなストーリーで、気分がスカッとする一冊です。

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読み始めたので読み終えたが、主人公が少し情けない。そういう主人公だから周りに助けられて孤島がひとつになったのだろう。何もない孤島が丸ごとゲームになったのは島にとっていい収入源になる。

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読みながら、思わず地元とイメージを重ね合わせてしまった。
いわゆる「田舎」と呼ばれる地方には、この小説みたいに、この時代に信じられないような、伝統やしきたりやしがらみが色濃く残っている。
その小さい世界に閉じ込められているような閉塞感が嫌で嫌で、都心に出てきたんだったよなあと思い出す。

そこに戻ろうと思っているんだから、人生何があるか分からない。笑
それは、閉塞感とともに昔からそこにある「宝」や、その可能性に気づいたから。
”「遊び心」という名の眼鏡をかけた瞬間から、この世界すべてが「宝の山」に変わる”とは、このことなんだろうなあとしみじみ思う。

小説の内容はぶっ飛んでるのに、その根底には「地域おこし協力隊」や、韓国との関係性を示唆するような内容（BTSを絡めるのにはなるほど～と思った）が含まれていて、現代に置き換えてすっと入ってくる。
結末にあんまり裏切られなかったのと、るいるいさんがローラにしか思えなかったのが残念だけど（笑）、
行きの船でるいるいさんに貸したゲームから、ちょこちょこ散りばめられているアイテムを拾って、最後は大がかりなゲームになるところはさすがでした。

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読み終わって、スッキリする内容。でも、最後の方は、ホロッときた。心があたたかくなる。
お決まりの、ハッピーエンドだけど、私は嫌いじゃない。

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やっぱり森沢さんの小説は良いなぁ。

読み終わった後に幸せになります。

主人公が自分の居場所を見つけていく
過程がとても素晴らしかったです。

今時パワハラ的な社長がいるんだなとびっくり(*_*)

るいるいさんが自由すぎて同性として好きでした笑