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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/08/05
  • 出版社: 双葉社
  • レーベル: 双葉文庫
  • サイズ:15cm/481p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-575-52487-1

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文庫

紙の本

未来 (双葉文庫)

著者 湊かなえ (著)

ある日、10歳の章子に突然届いた一通の手紙。送り主は未来の自分、30歳の章子だという−。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは!? 長編ミステ...

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未来 (双葉文庫)

税込 858 7pt

未来

税込 858 7pt

未来

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商品説明

ある日、10歳の章子に突然届いた一通の手紙。送り主は未来の自分、30歳の章子だという−。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは!? 長編ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】

「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」ある日突然、少女に届いた一通の手紙──。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちに待つ未来とは!? デビュー作『告白』から10年、湊ワールドの集大成となる長編ミステリー、待望の文庫化!!【商品解説】

10歳の章子に30歳の自分から一通の手紙が届いた。未来からの手紙!?湊ワールドの集大成となる長編ミステリー、待望の文庫化!【本の内容】

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みんなのレビュー344件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

あとがき

2021/08/29 22:20

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こやまん - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めてあとがきを書かれたという通り、
伝えたいことが明確にある物語でした。
すぐそこにある貧困や家庭問題が、
その子の心を蝕み、辛い決断をさせる・・
どんな生活を送り、どんな問題を抱えているのかを周りが気づけないままに・・
全くの絶望や悲劇で終わらず、前向きなシーンがあるのが救いでした。

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紙の本

未来

2022/02/11 17:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

篠宮先生が良かれと思って少女達にしたことは、結果、少女達を傷付けたのではないか。特に、章子は、現実とのギャップに苦しんでいた。
その篠宮先生も、元をたどれば親が原因で苦しみ、章子や亜里沙も、章子の母も、親が原因で苦しんでいる。虐待、貧困、いじめなどが描かれていて、読んでいて辛くなる場面もあるが、親の在り方についても考えさせられた。

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紙の本

身近で、現在進行形で起こっている物語

2021/12/01 06:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:@n_tbook - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者である湊かなえさんがはじめて書かれたというあとがき。そこに本作品を通して伝えたいメッセージが込められていました。

作中は「もうやめてあげて…」というほど壮絶な出来事が登場人物たちに訪れますが、それはどこか遠くも物語ではなく、身近なところで、現在進行形で起こっていることだと湊かなえさんは言います。

あとがきを読み終えるまでどこか遠い物語として読んでしまっていた自分に気づき、ハッとさせられました。

正直読んでいてしんどくなってきますが、多くの人に読んでもらいたいと思いました。

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紙の本

重いです

2021/11/10 05:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る

頁数も多く、内容もとても濃い。
とにかく重いし暗い気持ちになるけど、不器用な人々の優しさも確かに存在していて、胸がぎゅっとなりました。
タイトルである未来、どん底まで落ちて追い詰められた彼女たちは明るい未来に辿り着けるのか。叫びは誰かに届くのか。
読み終えた人と、たくさんある問題や登場人物たちのその後について話し合いたくなる作品。

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紙の本

愕然、呆然。

2021/12/26 22:01

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

何からどの様にこのレビューを書こうか、打ち込む指が進みません。・・と駄文の文字稼ぎになってしまいました。
 思い起こすと、著者は教職であったという職歴の持ち主であり、だからこそというか、学園テーマが多い印象を持っていました。本作も中高生を主人公とした内容となっており、学園テーマの範疇にあると言えます。
 作家には様々な人がいて、学校を卒業したあと作家になった人もいれば、サラリーマンを経て作家になった人、著者の様に教職から作家になった人など多種多様です。学卒後に作家になった人以外はやはり職歴に影響を受けた著書が多いなぁという印象です。古来の思想家もそうでしたが、自身が歩んできた人生が著書に滲み出る・・、これはいつの時代も不変のようです。
 著者の作品を今まで幾つか読了しました。変わりなく言える事は何とも表現し難い後味の悪さです。悪い意味ではなく、これがこの著者の持ち味なんだと思います。

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紙の本

重くて辛くて腹が立つほど哀しい作品

2021/09/09 22:47

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み進むほど謎が深まっていき、謎が解け出すと同時に怒りと哀しみが溢れてくるような辛い作品。
過去も現在も歯車が少しでもズレていたら全てが明るい未来へと繋がったのでは。
未来は自らが作り出すものかも知れないが、あまりにも荷が重すぎる。

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電子書籍

再読

2023/11/14 16:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミキティ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1.2年前に読んだはずなのに、未来から手紙を出してたのは、誰だったっけ?という状態に。港さんの作品は最後の最後で、予想を超えた展開になるので、ずーっと予想してきた人物像が記憶に影響している気がする。ただし、きちんと付箋は回収していくので、そういうことか〜。と納得できるのですが。
教員の能力の個人差が大きいことは、否めない。

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紙の本

子供たち(いや大人社会でも存在するか)を取り巻く社会の病根を鋭く描いた切ない作品。

2021/12/20 08:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供たち(いや大人社会でも存在するか)を取り巻く社会の病根を鋭く描いた切ない作品。親に虐待され逃げ場を失った子供たちの惨状。そしてそれに追い打ちをかける子供たち内部でのイジメ問題。作者は、未来に向かって必死に生きようとする私=章子や亜里沙たちの生き様を描くことで、こうした社会の病根を描き出していく。そこには「知るという行為が、救済や抑止力につながることがある」と考え、現実社会の貧困やイジメなどへもっと注意してほしいという作者の願いが強く滲みだしている。より多くの人々がこうした問題に目を向け、病気を生み出している社会自体を大きく変えていくことを願うばかりですね。
 蛇足ながら、標題の「未来」というイメージからもっと希望に満ちた、ハッピーエンドの作品と勝手に思い込んだのが間違いでした。作者はそんな甘い感傷を許さない鋭さで告発してきます。

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紙の本

重い内容

2021/12/12 13:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る

全体を通してとても暗く重い内容だった。
とても読み応えのある作品。
ここに登場する人達の未来に光がさしてほしい。

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紙の本

未来に向けての1歩を踏み出すまでの物語

2021/11/28 22:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る

【ネタバレあり】胸を抉られるような描写が続き、決して心地好い読書体験は出来ませんが、頁をめくる手が止まらなくなる吸引力のある1冊。心の支えであった未来からの手紙を乗り越え、作中何度も出てくる「夢の国」にたどり着き、そこでとことん泥臭い「現実」に向き合う事を決めるのは、なんとも皮肉が効いてるようであるが、これ以上ないエンディングだと思った。

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紙の本

プラスあとがき

2022/02/13 02:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

湊かなえさんの小説で、あとがきがあったのは、余り記憶がないです。でも、あとがきを読んではっとしたこともあり、あとがきは、必要だったんだと気がつきました。

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紙の本

どこに未来が?

2021/12/24 22:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る

未来の自分から今の自分に届いた一通の手紙。これが物語を動かす大きなモチーフに。手紙で語られるように、主人公の未来は明るいものなのか。手紙に望みを託しつつ、現実の苦しさから猜疑心も生まれる主人公の葛藤。手紙が伝える未来がどうしたら展望できるのか。主人公の思いにシンクロするように、読み進めるうちに次第にお気持ちが重くなっていきます。
登場人物のそれぞれの視点で語られるうちに、次第に明らかになる未来とは?まさかこういう結末になるとは。
登場人物の背景を知らずに読み進めることが、どんな無理解を生むのか。そのことで今に生きる子どもたちにも同じことがあてはまるなら、どれだけの子どもが気づかれないまま救いの手を求めているのか。
テーマが重くて辛かったので、読後感としては3点。それでも読み応えがある佳作です。

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紙の本

未来とは

2021/10/29 20:30

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る

10歳の少女、章子にある日未来からの手紙が届く・・・。章子を中心に恵まれない環境で育った子供たちのそれぞれの未来に向けたストーリー。前半の章子が中心の物語だが後半はそれぞれ劣悪な環境で育った人物たちの展開となる。それぞれの人物は繋がっているがエピソード三だけは違和感を感じる。物語全体の未来への共通キーワードはドリームランド。ドリームランドの役割が希望や未来に通じるポイントとなっている。読み終えたあとに疲れを感じるのは作品の重たさからであろうか。

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電子書籍

深い……

2021/08/24 19:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

けれど……暗い……です。テーマは、子供たちの不幸と貧困、そして虐待……現代の問題を小説というカタチでうまく表現されているとは、思います……が、ほかの湊かなえ作品と同様、なんとも言えない……ですね……

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2021/07/29 22:06

投稿元:ブクログ

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