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細野晴臣分福茶釜 (平凡社ライブラリー)
世間のこと、世界のこと、老いること、祈ること、そしてよりよく生きること−。日本の音楽シーンを牽引してきた音楽家・細野晴臣が、20年来の仲間・鈴木惣一朗を聞き手に、大事なこ...
細野晴臣分福茶釜 (平凡社ライブラリー)
細野晴臣 分福茶釜
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商品説明
世間のこと、世界のこと、老いること、祈ること、そしてよりよく生きること−。日本の音楽シーンを牽引してきた音楽家・細野晴臣が、20年来の仲間・鈴木惣一朗を聞き手に、大事なことを「小声」で語った人生問答。〔2008年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
細野 晴臣
- 略歴
- 〈細野晴臣〉1947年生まれ。音楽家、プロデューサー、レーベル主宰者。芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
〈鈴木惣一朗〉1959年生まれ。音楽家。多くのアーティストをプロデュースする。
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紙の本
長老、大いに語る
2011/04/18 08:11
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽家細野晴臣の心のつぶやきを音楽プロデューサー鈴木惣一郎が聞き手になって引き出したトークエッセイである。
細野晴臣といえば、高橋幸宏、坂本龍一と組んだYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)で70年代後半の音楽界を席巻したメンバーの一人だ。その細野が還暦を迎え、現在の思い、家族、音楽、宗教、思い出などを淡々と語っている。
きっと細野たちの音楽を支持する人には面白く、細野とはこういう人物だったのかという再発見する機会になるのだろうが、当時山崎ハコや中島みゆきといった暗いフォークソングにはまっていた私には、音楽家というより還暦を迎えた男性の思いとして細野のつぶやきを受け止めた。
細野は「年をとるってことはいいことなんだよ、本来は」と云う。
若い時にはなかなか云えない言葉だ。
その理由は「ものの見方が広がっていく」からで、「ようするに長老になるっていうこと」だと語る。
そういえば、本書のカバー写真の和服姿の細野の姿はどこか「長老」っぽい。こういう「長老」なら相談もしやすいのだろうが、どうも最近のシニアはいつまでもギラギラして現役続行みたいで、相談でもしようものなら罵声のひとつでも飛んできそうだ。
できれば、うまく老いて「長老」になりたいものだが、細野のようにはいきそうもない。
細野の音楽と「長老」とはなんだか結びつかないような気がするが、それもまたいい年の重ね方なんだろうと思う。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。
紙の本
置き薬
2016/03/15 16:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
細野さんと、その側近であるワールドスタンダードの鈴木氏による対談形式のインタビュー集。気楽に読める一方、人生訓がこれでもかと詰まっており、置き薬のように棚に並べておきたい。
紙の本
やはり、現代感覚を忘れない方
2020/06/30 12:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさがき - この投稿者のレビュー一覧を見る
インタビュアーも細野さんの語り口も、とてもリラックスしていて読みやすいです。
今の細野さんが考えていること、感じていることがシンプルに伝わってきました。さすが「リアルタイム」な視点で、興味深かったです。
特にニュース、ファッション、ラーメンの話。