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商品説明
宇宙の謎を数学的に解き明かし、地理学や地質学を総動員して地球の姿を把握してきた測地学。技術者、探索者、詩人や科学者など、近代測地学に貢献した人々のドラマを図版とともに物語る。【「TRC MARC」の商品解説】
望遠鏡、地球儀、プラネタリウム、図化機、航空写真、地震計……。宇宙の謎を数学的に解き明かし、地理学や地質学を総動員して地球の姿を把握してきた測地学の歴史。そこには、地図作りに生涯を捧げた技術者たち、氷河や火山など未踏の地の探索者たち、崇高な自然に対峙した詩人や科学者の数々のドラマがあった。ゲーテ研究者が約250点もの図版とともに物語る、文理融合、クロスボーダーな快著!【商品解説】
目次
- はじめに 紙の地図とデジタルの地図
- 1 地図と近代測量
- 2 陸地測量部から地理調査所への変身──国家機密と製図技術
- 3 地図の変身──「陸測五万分一」地形図のその後
- 4 地図を「読む」、地図を「作る」──本書執筆の動機
- 第1章 地図と戦争──軍用地図と外邦図の行方
- 1 文・理が融合した豊かな地図の世界
- 2 ゲーテと地図
- 3 ヴァイマル公カール・アウグストと軍用地図
著者紹介
石原あえか
- 略歴
- 〈石原あえか〉東京大学大学院総合文化研究科教授。哲学博士Dr.phil.(ドイツ・ケルン大学)。「科学する詩人ゲーテ」でサントリー学芸賞受賞。他に「ドクトルたちの奮闘記」「日本のムラージュ」等。
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紙の本
測地学の歴史と近代日本の発展
2021/01/29 10:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はゲーテが専門のドイツ文学者だが、ゲーテも関心の高かった測地学、地質学の歴史を辿っている。日本の地図作成の歴史、木村榮とZ項の話、南極、北極探検と昭和基地設営に活躍した立山宿坊五人衆の話、幸田文「崩れ」にも現れる富山常願寺川の治水の苦労など。ブラタモリなみの豊富な話題性で読者を飽きさせない。地学、地理マニアには面白いだろう。図版や写真もよくこれだけ集めたと思うほど豊富で楽しい。ただ題名の「教養の、、」と言う形容詞がややべダンチックで厭味がある。無い方が良かった。