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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/07/02
- 出版社: 扶桑社
- サイズ:19cm/236p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-594-08838-5
読割 50
紙の本
太れば世界が終わると思った
著者 キム アンジェラ (著),高原 美絵子 (訳),西野 明奈 (訳)
ちゃんと健康に生きなくてはいけない。太ったからって世界が終わるわけじゃない。いま、その姿のままで十分に美しい。17年におよぶ摂食障害と向き合い、自分の心を見つめ直した韓国...
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商品説明
ちゃんと健康に生きなくてはいけない。太ったからって世界が終わるわけじゃない。いま、その姿のままで十分に美しい。17年におよぶ摂食障害と向き合い、自分の心を見つめ直した韓国人女性の記録。【「TRC MARC」の商品解説】
<鏡のなかのわたしとの戦争。終わりなき戦争>
17年におよぶ摂食障害と向き合い
自分の心を見つめ直した
韓国人女性の記録
美しい体って、誰が決めるの?
第一章 過食症を患う
虫になる/わたしはもともと、あばらちゃんだったんだから/ダイエットをやめられなかった/はじめての嘔吐/食欲という怪物/悪循環のループ/過食型拒食症/精神科での治療開始
第二章 摂食障害とともにやってくるもの
内向的であり、外省的/生まれつきの敏感さ/統制される生活/自己管理強迫/秩序への執着/痩せた体、もっと痩せた体/うつ病の洞窟のなかで/潔癖症のせいで/もう少しましな自分になりたかっただけ
第三章 美しい体って誰が決めるの
鏡のなかのわたし、写真のなかのわたし/オルセン姉妹とニコール・リッチー/映画やドラマのなかの摂食障害/摂食障害をラッピングするメディア/ヴィーナスとコルセット/「めちゃ痩せ」しなきゃ
第四章 わたしのなかで育つ恨みと痛み
母の最善/父の権威/わたしをダメにしてしまう/そんなに痛くない指/外見コンプレックスに陥る/生きてみたらわかってくること/家族になるための距離
第五章 両極端を経験して、自分なりのバランスを見つける
精神科治療の中断/わたしの話に耳を傾けてくれる人/シドニーに発つ/愚かな関係/失敗の記録/諦めて自由になる/しっかりとしていく生活/悪循環ではないが好循環でもない/新しい世界
【本書より】
もう一度鏡を見た。幼いころに映画で見た鏡のお化けはもういなかったけれど、代わりにほかのものがあった。わたしが決めた美の基準だ。それはわたしが鏡を見るたびにわたしの横に並んで立ち、わたしのことをせせら笑った。「でぶ」「その尻はなんなの」「二の腕の肉はどうするわけ?」「ぶさいく」基準はその時ごとに変わった。(中略)戦争がはじまった。鏡のなかのわたしとの戦争。終わりなき戦争。【商品解説】
著者紹介
キム アンジェラ
- 略歴
- 〈キムアンジェラ〉1985年生まれ。徳成大学で衣装デザインを専攻。雑誌『Esquire』等の編集に携わった。17年間過食症を患う。
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時間はかかるが人は変われる
2021/09/01 22:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:魚大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
摂食障害になった経験を綴ったエッセイ本。
そう、自己嫌悪に陥るのは、自分のことが大好きで自分に執着している証。
「私が私から少し距離を置いてみる」これ、難しいけど実践してみる。
人間は多機能だけど、壊れてしまえば直すのに時間がものすごくかかる。不便な生き物。
著者の悩みや生き方に共感を持てる部分が沢山あった。もしかしたらまた再発するかもしれないけれど、完璧でなければいけないと言う呪縛から抜け出した彼女はそれを恐れてはいない。