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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/03/11
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/340,41p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-07912-5
- 国内送料無料
紙の本
大山猫の物語
著者 クロード・レヴィ=ストロース (著),渡辺 公三 (監訳),福田 素子 (訳),泉 克典 (訳)
ほぼ半生紀をかけたL−S神話研究の到達地平とは。主著「神話論理」に連なる「小神話論理」と呼ばれる三部作、「仮面の道」「やきもち焼きの土器つくり」を継ぐ、20世紀最大の思想...
大山猫の物語
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商品説明
ほぼ半生紀をかけたL−S神話研究の到達地平とは。主著「神話論理」に連なる「小神話論理」と呼ばれる三部作、「仮面の道」「やきもち焼きの土器つくり」を継ぐ、20世紀最大の思想家のライフワークの終結をなす書。【「TRC MARC」の商品解説】
『神話論理』に連なり「小神話論理」と呼ばれる三部作『仮面の道』(1975、邦訳1977新潮社)『やきもち焼きの土器つくり』(1985、邦訳1990みすず書房)を継ぐ最後の書。北アメリカのオオヤマネコ神話を軸に、『神話論理』(『裸の人』)以後の展開と著者晩年の思索をしるす。【商品解説】
目次
- 序言/第一部 霧の方へ 第1章 時ならぬ妊娠/第2章 コヨーテ父子/第3章 ツノガイを盗む女たち/第4章 時をさかのぼる神話/第5章 運命を告げる宣告/第6章 シロイワヤギたちへの訪問/ 第二部 晴れ間 第7章 ミミズクにさらわれた子供/第8章 服飾品、傷/第9章 根の息子/第10章 双子――サケ、クマ、オオカミ/第11章 家庭の気象学/第12章 服飾品、食料/第13章 月から太陽へ/第14章 イヌと番う女/第三部 風の方へ 第15章 風の捕獲/第16章 インディアンの神話、フランスのら民話/第17章 鳥の巣あさりの最後の帰還/第18章 モンテーニュを読み返しながら/第19章 アメリカ・インディアンの二分性イデオロギー
著者紹介
クロード・レヴィ=ストロース
- 略歴
- 〈クロード・レヴィ=ストロース〉1908〜2009年。ベルギー生まれ。コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。アカデミー・フランセーズ会員。著書に「悲しき熱帯」「構造人類学」など。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年5月号より
書標(ほんのしるべ)さん
『神話論理』に連なる「小神話論理」3冊の最終巻として出されたレヴィ=ストロースの神話研究の到達点。双子のように似ていた大山猫とコヨーテはある日諍いを起こして、コヨーテは相手の鼻面を押し縮め、大山猫は相手の鼻面を引き伸ばして、お互いに今の姿になったという。南北アメリカ先住民神話に表れるこの「双子であることの不可能性」を通して、西洋古代神話との対比を浮かび上がらせ、新世界における「自己と他者」についての重要な視点を提起する。