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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/09/26
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/339p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-08641-3
- 国内送料無料
紙の本
レーナの日記 レニングラード包囲戦を生きた少女
著者 エレーナ・ムーヒナ (著),佐々木 寛 (訳),吉原 深和子 (訳)
1941年9月、ナチス・ドイツ軍がレニングラードを包囲。食料と燃料の供給が絶たれ、80万人以上が犠牲となった。包囲下の市民生活の模様を詳細に伝える16歳の女子生徒レーナの...
レーナの日記 レニングラード包囲戦を生きた少女
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商品説明
1941年9月、ナチス・ドイツ軍がレニングラードを包囲。食料と燃料の供給が絶たれ、80万人以上が犠牲となった。包囲下の市民生活の模様を詳細に伝える16歳の女子生徒レーナの1年間にわたる日記本文の全訳。【「TRC MARC」の商品解説】
1941年9月、ナチス・ドイツ軍は250万の市民が暮らすレニングラードの包囲を完了した。食料と燃料の供給が断たれ、冬が迫り、飢餓が始まる。人々は犬や猫をスープにし、革ベルトやコートの毛皮、イラクサを煮て食べた。包囲は872日間におよび、80万人以上が犠牲となった。
「日記よ、わたしの悲しみを大切にしまっておいて」16歳のレーナは腹いっぱい食べることを夢見ながら、日記を書きつづける。
最後の平和な学校生活と開戦後の日々。砲撃の恐怖、食事の記録、読書、恋、未来への希望。そして母の餓死によって、レーナはひとり残された。
配給のパンを求めて街を駆けまわる。レーナは恐ろしい不安な日々に、食べ物と言葉にしがみつくことで生きのびていく。
空腹と孤独の底で、動物学者になる将来の夢をつむいだ。100グラムのパンと交換で子ネズミを手にいれて飼い、食べ物はすべて分け合おう。亡きママたちへの愛情を小さな生きものに注ぐのだ。
春が来ると、レーナは必死に包囲からの脱出をめざした。そして出発を目前にして、日記はとぎれる。
1962年、誰かの手でレニングラードの文書館に届けられ、眠ったままになっていた日記を、21世紀になって歴史学者が発掘、出版された。少女の日記が甦らせる、ぎりぎりの生存、歴史の記憶。【商品解説】
目次
- 読者のみなさまへ ヴァレンチン・コヴァリチュク、アレクサンドル・ルパーソフ、アレクサンドル・チスチコフ
- レーナの日記 1941. 5. 22-1942. 5. 25
- レーナ・ムーヒナの生涯はどのようにして復元されたのか ロシア語版刊行者一同
- 訳者解説 佐々木寛
著者紹介
エレーナ・ムーヒナ
- 略歴
- 〈エレーナ・ムーヒナ〉1924〜91年。ウファ生まれ。包囲されたレニングラードから親戚の暮らすゴーリキー市(現在のニジニ・ノーヴゴロド)への脱出をめざす。
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2017/10/03 18:32
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投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
レニングラード包囲戦でレニングラードは3年弱もドイツ軍に包囲され、人々は飢えました。レーナの日記は、その文章力もさりながら、当時の様子を生々しく伝えてくれます。もう一人ターニャという少女の日記も有名です。レーナは、生き残りますが、ターニャは解放直後に亡くなります。