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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/04/20
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/231,49p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-09081-6
- 国内送料無料
紙の本
居場所なき革命 フランス1968年とドゴール主義
著者 吉田徹 (著)
世界中の学生と労働者が異を唱え、現代政治の諸問題を提起し、社会と国家が正面から衝突した1968年。各国で起きた運動は何だったのか。その本拠地フランス五月革命の意味を、反革...
居場所なき革命 フランス1968年とドゴール主義
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商品説明
世界中の学生と労働者が異を唱え、現代政治の諸問題を提起し、社会と国家が正面から衝突した1968年。各国で起きた運動は何だったのか。その本拠地フランス五月革命の意味を、反革命としてのドゴール政治を通して探り出す。【「TRC MARC」の商品解説】
1968年。それは、世界中の学生と労働者が〈システム〉に異を唱え、現代政治の諸問題を提起するという、戦後史の分岐点となった年であった。しかし、1968年が何であったのか、何を意味するのかは今も定まらない。運動の本拠地フランスの五月革命も、あれから半世紀が経ってなお、その成否をめぐる意見は分かれ、意義についての評価も一致をみない。
本書は、このとらえ難さを乗り越えるために、これまでにない手法を用いている。反革命であるところのドゴール主義による政治を、友鏡にするのだ。
フランス五月革命は、その直後の議会選挙でドゴール派が圧勝したため、から振りに終わった。しかし翌年には、自らが仕かけた国民投票の結果を受けてドゴール大統領が辞任する、という展開を生む。「新しい政治」への希求に対峙した「旧い政治」たるドゴール主義は、なぜ国民投票に打って出ることになったのか。はたして五月革命は、成功だったのか、失敗だったのか。この問いへの答えを模索するなかに、五月革命の相貌が見えてくるだろう。「居場所なき」ことを余儀なくされた――ふたつの――革命の姿として。
戦後政治史の一画期を根底からとらえ直す、清新な試み。【商品解説】
目次
- 序章 「六八年五月革命」――シンボルと歴史の狭間で
- 1五月革命の意味 2五月革命の推移と帰結 3本書の射程と意義 4構成と資料
- 第1章 五月革命をめぐる諸解釈と問題設定
- 1反システム運動としての一九六八年 2世界同時/個別革命としての一九六八年 3「六八年世代」の形成 4五月革命の複数の時間性 5分析視角
- 第2章 ドゴール主義とは何であったのか
- 1ドゴールとバイユー演説 2ドゴール主義はいかなるナショナリズムなのか 3ドゴール主義と民主主義 4ドゴール主義における社会的次元――「参加」とは何か 5社会に抗する国家
- 第3章 「革命」に対する政治の「勝利」
著者紹介
吉田徹
- 略歴
- 〈吉田徹〉東京都生まれ。東京大学総合文化研究科博士課程修了。同志社大学政策学部教授。フランス国立社会科学高等研究院日仏財団リサーチアソシエイト。著書に「ミッテラン社会党の転換」など。
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