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商品説明
自治体職員にとって判断と行動の基礎となるコンプライアンスの理論と実践を、豊富な具体例で解説する。地方分権時代の自治体職員に求められる基礎的知識を習得できるシリーズ。【「TRC MARC」の商品解説】
自治体職員にとってのコンプライアンスとは何か。また,いかにしてそれを実践するか。ことわざを用いて大枠のイメージを示すとともに,具体例を豊富に紹介することで自治体実務に役立つ知識をわかりやすく提供する。現役職員,地方公務員を目指す学生必携の書。【商品解説】
ことわざを用いて大枠のイメージを示すとともに,具体例を豊富に紹介することで自治体実務に役立つ知識をわかりやすく提供する。【本の内容】
目次
- 序文の前に~秋名君のある一日
- 序文 本書のねらい
- 第一章 コンプライアンスの基底となる視点
- 一「社会あるところに法あり」/二「法律いよいよ多くして正義いよいよ少なし」/三「政治は法律に適合させられるべきである」/四「緊急は法律をもたない」
- 第二章 コンプライアンスとは?
- 一「法は静止しているわけにはゆかない」/二「われわれは,文言ではなくて,意味を考慮する」/三「法は善および衡平の術である」/四「我より古を作す」
- 第三章 コンプライアンス違反に陥るのはなぜ?
- 一「練糸に悲しむ」/二「過ちは好む所にあり」/三「勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし」/四「高きに登るは卑きよりす」/五「濡れぬ先こそ露をも厭え」/六「怒りは敵と思え」/七「巧を弄して拙をなす」/八「羹に懲りて膾を吹く」
- 第四章 コンプライアンスを確実に実践するには?
- 一「法律は不能事を強いない」/二「不足奉公は両方の損」/三「制度の効力は,これにしたがう必要,したがうことの利益,したがおうとする感情の,完全な理解から生ずる」/四「木に縁って魚を求む」/五「治に居て乱を忘れず」/六「己の欲せざる所は人に施す勿れ」
著者紹介
岡田博史
- 略歴
- 〈岡田博史〉1966年生まれ。京都大学法学部卒業。京都市行財政局資産活用推進室長。
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紙の本
自治体職員に求められるコンプライアンスとは
2018/05/16 10:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
自治体職員にとってのコンプライアンスとは何か。また,いかにして実践するか。ことわざを用いて大枠のイメージを示すとともに,具体例を豊富に紹介し自治体実務に役立つ知識をわかりやすく提供。現役職員,地方公務員を目指す学生必携の書。条例制定において問題とされる、「その地域の実情に応じて」は、他の自治体においても存在し、又は全国共通の問題であっても、規制を行う立法事実がその地域に存在する限り、応じていると考えるべき。
紙の本
行政不信の時節の灯台
2018/04/05 19:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文平 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は技術職等理系の自治体職員も読めば血肉となる書である。図表はほとんどないにかかわらず,余談・法格言を散りばめて読みやすさの工夫がある。
形式の評価から入ったが,もちろん原則をきっぱりとおさえつつ現場の実態から離れない多様な事例の提示も素晴らしい内容である。例えば「立憲主義」の項目では国民の権利擁護の立場が鮮明である。今まさに中央省庁の公文書問題が発生し,行政への信頼へのゆらぎに戸惑う職員にとって,方向を示す救いの光のように思われる。