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商品説明
別れた夫の思い出だけを胸に戦後を生きた女性。その遺品の手紙が語る、悲しい真実とは−。実話に基づいた「原爆と戦争」の傷跡を、イタリア人の目を通して描く。【「TRC MARC」の商品解説】
別れがつらいのは、それだけ多くのものを 受け取ったから
別れた夫の思い出のみを胸に戦後を生きた女性。
その遺品の手紙が語り出す、悲しい真実とは。
イタリア人の目を通して描く、実話に基づいた「原爆と戦争」の傷跡――
日本人男性と結婚したイタリア人の著者は、結婚の挨拶に広島を訪れた。
義理の叔母ゆり子と話すうち、別れた夫を想い続けるゆり子に興味をひかれていく。深く愛し合っていたふたりは、なぜ引き裂かれてしまったのか。
村上春樹作品の翻訳者が綴った感涙のノンフィクション・ノベル
「二人の悲劇を歴史のせいにするのは、虫が良すぎる事だと分かっています。ですが、幸せになる事は、強い人間だけに与えられた権利なのでしょうか。」
(本文より)【商品解説】
著者紹介
アントニエッタ・パストーレ
- 略歴
- 〈アントニエッタ・パストーレ〉1946年イタリア生まれ。ソルボンヌ大学修士課程修了。イタリアにおける日本文学翻訳の第一人者。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の翻訳で第21回野間文芸翻訳賞を受賞。
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