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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2022/06/29
- 出版社: アリス館
- サイズ:27cm/40p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-7520-1013-5
紙の本
バスが来ましたよ
目の病気から全盲になった男性が、地元小学生に助けられながら続けた、バス通勤。「バスが来ましたよ」 その声はやがて、次々と受け継がれ…。温かな小さい手が人々の心を突き動かし...
バスが来ましたよ
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商品説明
目の病気から全盲になった男性が、地元小学生に助けられながら続けた、バス通勤。「バスが来ましたよ」 その声はやがて、次々と受け継がれ…。温かな小さい手が人々の心を突き動かした、実話をもとにした絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
由美村 嬉々
- 略歴
- 〈由美村嬉々〉1959年三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト代表理事。作家、編集者、絵本コーディネーター。
〈松本春野〉1984年東京都生まれ。画家、絵本作家。
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紙の本
やさしい物語とやさしい絵
2022/10/30 07:54
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
病気で視力を失った男性は、それでも働くことを選び、白い杖を持って歩くことを練習し、
バスの乗降もなんとかこなし、少し離れた職場へと向かう。
それでもやはり不自由で、時にはバスに乗れないことも。
そんなある日、「バスが来ましたよ」と、一人の少女に声を掛けられる。
少女は男性が降りるバス停の近くの学校に通う小学生でした。
こうして、二人の交流ははじまりました。
しかし、やがて少女は学校を卒業していきます。
と、その子の妹がお姉ちゃんのあとを継いでくれたのです。
そうして何人もの子供たちが善意のバトンをつないでくれて、男性は定年まで働き続けました。
これは由美村嬉々さんが書いた『バスが来ましたよ』という絵本のあらすじ。
でも、これはひとつの事実をもとに書かれた絵本でもあります。
視力を失った男性自身が「あたたかな小さい手のリレー」という作文で「小さな助け合いの物語賞」に応募し、
受賞したものがベースになっています。
小さな記事を読み、いい話だと感じることはよくあります。
でも、そこから誘発されて、実際の舞台である和歌山まで足を運ぶ人は少ないでしょう。
由美村さんのこの絵本は、そういった一歩歩き出したところから始まっているといえます。
その一歩は、絵本の中の少女も同じだったでしょう。
「バスが来ましたよ」という一言は、少女にとって勇気の一歩だったのです。
絵を描いたのは、松本春野さん。
祖母はいわさきちひろさん。
絵のタッチは違いますが、やさしい色づかいに、あのいわさきちひろさんの絵を彷彿させます。
「バスが来ましたよ」、少女のかわいい声が聞こえてきそうな絵です。
紙の本
語り継がれる言葉
2023/07/27 18:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:masa - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の妹、その次の友達にずーと引き継いで、バスに乗る目の不自由な男性に『バスがきましたよ』って教えてあげる、子供たちの絆に感動しました
男性も退職するまでの長い間、きっと毎日が感謝だったと思いました
紙の本
中学生以上の子に!
2024/01/08 08:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:silva21jp - この投稿者のレビュー一覧を見る
このおこないの尊さを理解するのは、小学生には無理かも。大人の方が涙が出ます。ほんとうにおススメです!