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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/01/01
  • 出版社: NTT出版
  • サイズ:20cm/230,8p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7571-4261-9

紙の本

帝国の残影 兵士・小津安二郎の昭和史

著者 與那覇 潤 (著)

小津安二郎の一連の作品、およびその原作・脚本・批評・回想などの関連テクストの精緻な解読を通じ、日本人が小津に仮託してきた「日本的」なるものの正体と、その帰趨とを明らかにす...

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帝国の残影 兵士・小津安二郎の昭和史

税込 2,530 23pt

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商品説明

小津安二郎の一連の作品、およびその原作・脚本・批評・回想などの関連テクストの精緻な解読を通じ、日本人が小津に仮託してきた「日本的」なるものの正体と、その帰趨とを明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

與那覇 潤

略歴
〈與那覇潤〉1979年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。愛知県立大学日本文化学部歴史文化学科准教授。著書に「翻訳の政治学」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

與那覇潤は小津安二郎論たる本書において章題すべてを「文章」にする

2012/06/03 14:00

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本を読むひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を一気に読んでから、もう数週間経つ。その後、読もうと思っていた同じ著者による、こちらはもっと話題がありそうな『中国化する日本』をやっと手にし、またまた一気に読まされてしまった。尋常ではない著者の能力を感じる。
 著者は1979年生まれだが、若いという点では、最近では『リトル・ピープルの時代』の宇野常寛が1978年生まれ、また『絶望の国の幸福な若者たち』の古市憲寿が1985年生まれだが、私は後者のほうは、ほとんど読めなかった。前者のほうも途中までしか読んでいない。
 『中国化する日本』を読みながら似た感じの本として、はるか四半世紀も前の浅田彰『構造と力』を思い浮かべたが、実はもっと好敵手的な本は、つい最近読んだ渡辺京二『日本近世の起源』ではないかと思った。
 『中国化する日本』と本書『帝国の残影』はずいぶん異なった書き方だが、通じるところがあって、そこにこの著者の「冴え」がある。たとえば『中国化する日本』にはゴシック文字による強調があるが、これは『帝国の残影』も同じだ。ただしこの本に見合ったほどよい程度の量なので、気にならない。批評にゴシック文字による強調がほどこされたものとして、蓮實重彦『大江健三郎論』があるが、これは数詞だけをゴシックにし、おのずからユーモアがにじみ出ていた。それにしても蓮實重彦は、小津安二郎における二つの欠落(現実の婚姻と戦場の映画)を見過ごそうとしない本書のモチーフと試みを、自身ができなかった分、評価せざるをえないと思う。徹底して映画そのものに分け入りすぎたその反動が、こういうかたちで到来したかという感じだ。それほど映画を論じたものとしての威力が、ここにはある。
 その精密さという点で、やはり若い『ゴダール的方法』の平倉圭(1977年生まれ)という例が最近あるが、與那覇潤の精密さは大胆さをともなっている。『中国化する日本』の中国嫌いのナショナリストをきりきり舞いさせるだろう論述を読んで、そう感じる。もう一冊の本、『翻訳の政治学』も読もうかと思う。

ところで《本書は映像と言説、作家と思想家とに優劣をつけず扱うことで、いわば思想的実践の場としての映画という観点を組み入れた、新たな文化史の語りを目指したいと思う》と著者は書いている。縦横無尽の思想、小説、批評、映画の引用とその比較・対応・連結によって、著者のもくろみは成功しているように思われる。とはいえ、小津安二郎という第一級の素材をもちいたがゆえの成功ではないかという杞憂が残る。

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