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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/01
- 出版社: 柏書房
- サイズ:20cm/405p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7601-4711-3
- 国内送料無料
紙の本
金持ちは、なぜ高いところに住むのか 近代都市はエレベーターが作った
著者 アンドレアス・ベルナルト (著),井上 周平 (訳),井上 みどり (訳)
世界がまさに20世紀へ突入しようとする頃、人々の生活に革命を起こす「箱」が現れた−。ヨーロッパとアメリカの建築の比較を通して、空間の意味そのものを変えてしまった装置「エレ...
金持ちは、なぜ高いところに住むのか 近代都市はエレベーターが作った
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商品説明
世界がまさに20世紀へ突入しようとする頃、人々の生活に革命を起こす「箱」が現れた−。ヨーロッパとアメリカの建築の比較を通して、空間の意味そのものを変えてしまった装置「エレベーター」の歴史をたどる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アンドレアス・ベルナルト
- 略歴
- 〈アンドレアス・ベルナルト〉1969年ミュンヘン生まれ。ヴァイマール大学メディア学部で博士号取得。リューネブルク大学デジタル文化センター教授。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年7月号より
書標(ほんのしるべ)さん
小説、映画、思想、心理学、社会学、果てはテレビコマーシャルの表象まで、「エレベーター」の誕生によるそれらの変遷を考察する本書は、まさに「エレベーター」のアルケオロジーである。19世紀末から20世紀初頭にかけてのドイツとアメリカにおいて、如何にエレベーターが浸透し、建築構造に影響を与えてきたのかという歴史観もさることながら、本書が横断するジャンルは多岐にわたっている。本書は、1つの「表象文化論」であり、また「空間論」でもあるのだ。
エレベーターが浸透する以前において、下層階へ行くほどホテルの宿泊費が高かったのは、その技術が信頼されておらず、上層階には常に危険がともなっていたからだという。技術の進歩によって、上層階へのアクセスはボタン一つで可能となった。下層階と上層階のイメージは逆転し、屋根裏部屋が屋上テラスに変わった。その瞬間、様々なる〈表象〉もまた変化していったのである。