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商品説明
パトリシア・コーンウェルの銃のウンチクは正しいか? ランボーはマシンガンを抱えて撃てるのか? さまざまなミステリー小説や映画に登場した銃を素材に、その歴史や背景を解説。ミステリー愛好者や翻訳家におすすめの一冊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小林 宏明
- 略歴
- 〈小林宏明〉1946年東京生まれ。明治大学英米文学科卒業。翻訳家、エッセイスト。アメリカのカウンター・カルチャー、ロック、ミステリーなどの翻訳を手掛ける。訳書に「LAコンフィデンシャル」ほか。
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紙の本
ミステリーを読むなら、銃を知ろう!
2002/06/10 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gunner - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人にはなじみの薄い銃というものを、素人むけにわかりやすく解説してくれています。
写真、図解なども豊富ですし、Q&Aに答える形で、ごくごく初歩的な疑問から、マニアックな知識まで、懇切丁寧に書かれています。
ミステリーの翻訳に役立つ、ということですが、海外ミステリーばかりでなく、国内ミステリー、テレビ、映画などを見る時にも、あると便利なガイドブックです。
紙の本
ミステリ小説や映画に登場する銃のあれこれがよくわかる、極めつけの銃器大全
2002/07/02 22:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平岡敦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この日本で普通の市民生活を送っている限り、たいていの人には銃なんて実際に撃つことはおろか、手にとってみる機会も必要性もなきに等しい。リボルバーとオートマチックの違いすら知らなくても、ちっとも困りはしないだろう。
けれども、ミステリ小説の世界に一歩足を踏み入れれば、ことはまったく違ってくる。どんな銃を持たせるかが、登場人物の人となりに密接にかかわってくることだってありうるのだ。かく言うわたしは銃の知識はからきしで、自分で翻訳中の小説になにやら難しげな専門用語でも出てこようものなら、たちまち困りはててしまう。読者のほうでも、銃の描写ははっきりとしたイメージがわかないままに読み飛ばしている場合が多いのではないか。そんな人たちのための力強い助っ人として役立ってくれそうなのが、本書『小林宏明のGUN講座』だ。
従来、銃に関する本というと、機種の羅列を主としたカタログ的なものが多かったが、本書の特徴は銃の歴史や構造、機能面について突っ込んだ解説がなされていることにある。しかも著者はベテラン翻訳家だけあって、実際のミステリ小説や映画のなかで銃がどのように描かれているか、豊富な実例でもって示している。
映画『ランボー』のなかでスタローンがでかいマシンガンをかかえて乱射するシーンについては、「あんなことできるわけないよ」という声も多かったけれど、著者によればまったく荒唐無稽なことでもないらしい。いっぽう、あるミステリ小説のなかには、弾がきれたら引き金がストップするはずの拳銃なのに、登場人物が引き金を引き続ける場面が出てくるという。そんな薀蓄話もふくめて、銃がぐっと身近に感じられるようになる(現実の世界ではあんまり親しく接したくはないけれど)一冊である。 (bk1ブックナビゲーター:平岡敦/大学講師・翻訳家 2002.07.03)