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- カテゴリ:一般
- 発売日:2013/04/18
- 出版社: エクスナレッジ
- サイズ:28cm/224p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7678-1551-0
- 国内送料無料
紙の本
空想の建築 −ピラネージから野又穫へ−展
人は、さまざまなかたちで現実には存在しない建築を創造してきた。古代エジプトの建造物を描いた18世紀末の画家、今まさに創作活動をしている現代の美術家たちの、変化に富んだ作品...
空想の建築 −ピラネージから野又穫へ−展
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商品説明
人は、さまざまなかたちで現実には存在しない建築を創造してきた。古代エジプトの建造物を描いた18世紀末の画家、今まさに創作活動をしている現代の美術家たちの、変化に富んだ作品を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
球体のガラス張りの建物…
丸善 丸の内本店さん
球体のガラス張りの建物や空中庭園、そういったSFに出てくる未来都市がいつか現実になるのだろうかと幼少の頃考えていた人はきっと少なくないはずだ。空想の建築、それは実は古代の頃より人々が思い描いてきたものであった。
本書は、そういった現実には存在し得ない建築を古代から現代まで集めた図集である。そこには様々に自由な建築が描かれている。荘厳な装飾をくまなく施した神殿の内部、どこまでも天井の高いパサージュ、巨大な樹木を内包したガラスの建築。何故私たちはこういった「あり得ない」建築に心惹かれるのだろうか。
それは、本書の言葉を借りていえば、「現実の建築」が創っているのは、我々の現実の「生活空間」であり、それがどんなに美しく作られていても常に「不完全」であり、「理想的」な空間ではない。だから、私たちは「建てられなかった建築」に理想的空間のイメージを重ねているのである。
理想と現実はいつもすれちがうけれど、だからこそ空想するのは面白い。本書をめくれば、どこにもない世界を旅行しているような気分が味わえるはずです。
(本書は町田市立国際版画美術館にて開催中の「空想の建築―ピラネージから野又穫へー展」をもとに構成されています。期間は2013年4月13日―6月16日まで。)
(評者:丸善 丸の内本店 理工書担当 山口静香)