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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/21
- 出版社: 現代書館
- サイズ:19cm/238p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7684-3592-2
読割 50
紙の本
凜として灯る
著者 荒井 裕樹 (著)
「モナ・リザ」にスプレーを噴射したウーマン・リブの運動家、米津知子。女として、障害者として、差別の被害と加害の狭間を彷徨い、その苦しみを「わたしごと」として生きるひとりの...
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商品説明
「モナ・リザ」にスプレーを噴射したウーマン・リブの運動家、米津知子。女として、障害者として、差別の被害と加害の狭間を彷徨い、その苦しみを「わたしごと」として生きるひとりの輝きの足跡。テキストデータ請求券付き。【「TRC MARC」の商品解説】
その人は『モナ・リザ』にスプレーを噴射した。
理由を知るには人生を語る覚悟がいる。
1974年4月20日、東京国立博物館で開催された「モナ・リザ展」一般公開初日。人類の至宝と称される絵画「モナ・リザ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)に、一人の女性が赤いスプレー塗料を噴射した。女性の名前は米津知子。当時25歳。「女性解放」を掲げたウーマン・リブの運動家だった。取り調べのために連行される警察車両の中で、彼女はクスクス笑いが込み上げていた。極度の緊張と、やっと落とし前をつけられたうれしさの中で。女として、障害者として、差別の被害と加害の狭間を彷徨いながら、その苦しみを「わたしごと」として生きるひとりの、輝きの足跡。
「第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞後初の書き下ろし作品!【商品解説】
著者紹介
荒井 裕樹
- 略歴
- 〈荒井裕樹〉1980年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。二松学舎大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日本近現代文学。著書に「隔離の文学」「生きていく絵」など。
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