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鬱屈精神科医、占いにすがる
著者 春日 武彦
心の医者にとって救済とは?「わたし」を救ったという「透明な裁縫箱」が数十年をかけて結晶化し、本という姿になって今ここに現れた。私小説にして哲学書、文学にいざなう力に満ちた...
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鬱屈精神科医、占いにすがる
商品説明
心の医者にとって救済とは?
「わたし」を救ったという「透明な裁縫箱」が数十年をかけて結晶化し、本という姿になって今ここに現れた。
私小説にして哲学書、文学にいざなう力に満ちた、豊かな本だ。
小池昌代(詩人・作家)
精神科医は還暦を迎えて危機を迎えていた。無力感と苛立ちとよるべなさに打ちひしがれる。しかし、同業にかかるわけにもいかない。それならいっそ街の占い師にかかってみようと思い立つ。はたして占いは役に立つのか。幾人もの占い師にあたっていって、やがて見えてきたもの……。人間が“救済”されるとはいったいどういうことなのか。私小説的に綴られる精神科医の痛切なる心の叫び。
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エッセイ?私小説?
2019/04/27 18:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sprout - この投稿者のレビュー一覧を見る
春日先生、鬱屈しすぎ(笑)
しかも占いに「すがって」はいないし。
占いと精神医学の違いが明らかにされていたり、精神科医も色々抱えてるんだよ、って話。
ここまで内省して自己開示できるのはさすが。