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紙の本
身近な鳥のすごい食生活 カラー版 (イースト新書Q)
著者 唐沢孝一 (著)
「軽量化」が生きる術である鳥類の食生活は、工夫と策略に満ちている。都市の鳥と自然を長年観察しつづけた著者が、スズメ、ツバメ、メジロ、トビなど身近な鳥の生態を、食生活を切り...
身近な鳥のすごい食生活 カラー版 (イースト新書Q)
カラー版 身近な鳥のすごい食生活
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商品説明
「軽量化」が生きる術である鳥類の食生活は、工夫と策略に満ちている。都市の鳥と自然を長年観察しつづけた著者が、スズメ、ツバメ、メジロ、トビなど身近な鳥の生態を、食生活を切り口に豊富な写真とともに解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
スズメが群がり鳴きながら食べるのはなぜか? 共喰い・死体喰いも辞さぬカラスの食欲、強靭な胃袋で硬い実をすり潰すハト、人や動物の行動を利用して巧妙にエサを捕るハクセキレイ…。鳥が空を飛ぶには高カロリーが必要である一方、肥満は飛翔の大敵。「軽量化」が生きる術である鳥たちの食生活は工夫と策略に満ちていた! 都市に暮らす鳥を長年観察しつづけた著者が、適者生存のサバイバルを生き抜く鳥たちの食卓に迫る。この一冊で、身近な鳥を「見る目」が変わる。【商品解説】
カラスは都市の「死体清掃人」、インドから日本に帰化したワカケホンセイインコが桜を喰う、ハトの内臓は強力な筋肉で硬い種をすり潰…。身近な鳥30種の食生活をつぶさに観察すると、意外な暮らしぶりが見えてくる。【本の内容】
スズメ、カラス、ハト、ツバメ…
身近な30種の知られざる“食”生活から、意外な暮らしぶりを発見する。【本の内容】
目次
- 1章 都会の鳥
- スズメ おしゃべり採餌と桜の盗蜜
- ツバメ アリもトンボもミツバチも捕らえる
- ハシブトガラス 共喰いも辞さない旺盛な食欲
- ハシボソガラス 賢さの際立つ食生活
- キジバトとドバト 強靭な砂のうで穀物をすりつぶす
- ヒヨドリ 花も実も虫も貧欲に食べる
- ムクドリ ムクドリはミカンを食べないって、本当?
- ハクセキレイ もっぱら小動物を捕食する
著者紹介
唐沢孝一
- 略歴
- 唐沢孝一
群馬県(嬬恋村)出身。東京教育大学理学部卒業。都立高校の生物教師をへて現在は執筆、講演、自然観察など多方面で活躍している。都市鳥研究会顧問、NPO法人自然観察大学学長。
著書に『目からウロコの自然観察』、『カラスはどれほど賢いか』(中公新書)、『たのしい自然観察 野鳥博士入門』(全国農村教育協会)、『都会でできる自然観察(動物編)』(明治書院)、『唐沢流自然観察の愉しみ方』(地人書館)など多数。
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「食べる」こと
2020/03/24 20:47
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
野生動物の一生の大半は「食べる」ことに費やされ、その食生活を観察すれば、生態が自ずと分かるとのこと。本書は30種類の身近な鳥をピックアップし、190点にのぼる写真を参照しながら、その食生活を紹介。私のような鳥の観察初心者にはうってつけの本でした。町中に動物の死骸を見かけないのは、人知れずカラスが食べて処分していたり、都市の緑地はムクドリが害虫を捕捉することで維持されていたり、コサギやアオサギは釣り人に餌をねだったりと、人と野鳥との意外な接点も紹介。本書を片手に身近な鳥を観察しようかなと思いました。
ところで、子供の頃、公園で見かけたのは、ハトやスズメやカラスやツバメ程度でした。最近は、様々な鳥を見かけるなあと思っていたら、もともと林にいた鳥、ぺットだった鳥、海岸沿いにいた鳥等々が、70年代や80年代に都市に進出し繁殖したり、渡り鳥が留鳥化した結果とのこと。鳥たちにとって都市環境は、案外住みやすいのかもしれません。