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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2018/02/15
- 出版社: 新曜社
- サイズ:22cm/380p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7885-1558-1
- 国内送料無料
紙の本
養子縁組の社会学 〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか
著者 野辺 陽子 (著)
今、非血縁親子に何が起こっているのか。非血縁親子にとって、血縁とは何か。血縁・養子縁組に関する先行研究を批判的に検討し、非血縁親子はどのように親子関係や自己を構築するのか...
養子縁組の社会学 〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか
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商品説明
今、非血縁親子に何が起こっているのか。非血縁親子にとって、血縁とは何か。血縁・養子縁組に関する先行研究を批判的に検討し、非血縁親子はどのように親子関係や自己を構築するのかを当事者のインタビューから分析する。【「TRC MARC」の商品解説】
◆果たして日本人は〈血縁〉を重視するのか、しないのか?
現在、家族・親子関係の形成の上で、「血縁」が重要な論点のひとつになっています。産んだ母が専業で子どもを育てるという「近代家族」の限界が指摘され、「家族を超える子育て」「血縁を超えて」というフレーズが盛んに喧伝される一方、不妊治療の拡大や養子縁組の停滞を根拠に、人々はますます「血縁」を重視するようになっているという指摘もあります。本書では、「日本人は血縁を重視する」という巷の議論、「血縁を重視しない」という社会学・人類学での議論を整理するとともに、当事者たちの声を多数紹介し「血縁」がどんな場面でどのような意味で使用されるのかというリアリティに迫ることで、これまでの議論を解きほぐします。日本の「血縁」をめぐる家族・親子像から、私たちのアイデンティティをも照射する、画期的な家族社会学の誕生です。【商品解説】
目次
- 第一章 問いの設定
- 一 家族変動と親子
- 二 迷走する議論の要因
- 三 分析対象としての〈血縁〉
- 四 〈血縁〉の政治
- 五 本書の事例と用語説明
- 第二章 養子縁組研究の批判的検討と本書の分析視点
- 一 養子縁組と血縁をめぐる課題
- 二 養子縁組と「子どものため」をめぐる課題
- 三 本書の分析視点
著者紹介
野辺 陽子
- 略歴
- 〈野辺陽子〉1970年千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科社会学専門分野博士課程単位取得退学。博士(社会学)。高知県立大学地域教育研究センター講師。
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