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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2021/04/10
- 出版社: 九州大学出版会
- サイズ:27cm/176p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7985-0303-5
- 国内送料無料
紙の本
中国語の「主題」とその統語的基盤 (九州大学人文学叢書)
著者 陳 陸琴 (著)
中国語の統語論においてPredication(陳述)という統語関係を仮定。「主題」にまつわる語用論的側面と、その解釈の基盤となる統語論的側面を峻別し、中国語の「主題」をめ...
中国語の「主題」とその統語的基盤 (九州大学人文学叢書)
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商品説明
中国語の統語論においてPredication(陳述)という統語関係を仮定。「主題」にまつわる語用論的側面と、その解釈の基盤となる統語論的側面を峻別し、中国語の「主題」をめぐる様々な現象を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、「主題」にまつわる語用論的側面と、その解釈の基盤となる統語論的側面を峻別し、統語論においてPredication関係という統語関係を仮定することにより、中国語の「主題」をめぐる様々な現象の説明を試みるものである。
中国語は、しばしば主題優性言語(topic-prominent language)であると言われる。これは、文頭に「主題」が出てくることが多いからであり、中国語の統語論の研究においても、「主題」という概念が言及されることは少なくないが、実は、この「主題」の定義ははっきりと決まっているわけではない。この概念は、どのように捉えられるべきであろうか?
本書では、「主題」の語用論的側面と統語論的側面を峻別し、統語論的側面のみを形式的に定義するという方策をとるのであるが、そこで中心的な働きをなすのは、SubjectとPredicateの間に成り立つPredication関係と呼ばれる統語関係である。Predicationとは「陳述」の意味であり、Subjectは「主部」、Predicateは「述部」であることを考えると、この関係は意味的なものだという印象を持たれるかもしれないが、これらの名称は、統語論の中では単なるラベル以上の何ものでもない。統語論の中でしるしづけられた関係が語用論において様々に評価され、解釈されているだけなのである。本書では、統語論においてこのPredication関係というものを仮定することによって、さまざまな現象が説明できるということを主張する。【商品解説】
目次
- 1.序論
- 1.1.統語論の位置づけ
- 1.2.本書のアプローチ
- 1.3.意味の解釈
- 2.動詞連続構文
- 2.1.問題提起
- 2.2.Predication関係を判定するためのテスト
- 2.3.Nominalization
- 2.4.機能範疇T
- 2.5.具体的な分析
著者紹介
陳 陸琴
- 略歴
- 〈陳陸琴〉1988年中国生まれ。日本九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了。中国嘉興学院外国語学院日本語講師。
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