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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2021/12/03
- 出版社: 九州大学出版会
- サイズ:22cm/302p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7985-0315-8
- 国内送料無料
紙の本
形と形が出合うとき 現代韓国語の形態音韻論的研究
著者 辻野 裕紀 (著)
音素、音節、形態素、単語がおのおの接合すると、いかなる現象が生起するのか。韓国語=朝鮮語の音韻論と形態論に跨る領域越境的な諸現象〈形態音韻論的現象〉を研究の俎上に載せ、そ...
形と形が出合うとき 現代韓国語の形態音韻論的研究
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商品説明
音素、音節、形態素、単語がおのおの接合すると、いかなる現象が生起するのか。韓国語=朝鮮語の音韻論と形態論に跨る領域越境的な諸現象〈形態音韻論的現象〉を研究の俎上に載せ、その態様を描出する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、韓国語の形態音韻論的現象を研究の俎上に載せ、その態様を描出せんとするものである。音素、音節、形態素、単語――形と形――がおのおの接合すると、いかなる現象が生起し、その背後にはいかなる原理が伏流しているのか。これまで存在自体は知られていても、十分には考検されてこなかった現象群を具に剖析することによって、韓国語の興味深い様々な言語事実を精緻に焙り出すことが本書の目的である。
何故に形態音韻論を韓国語において問うのか――その解は分明である。日本列島周辺の言語を見渡してみても、現代韓国語は形態音韻論的な変容が相対的に極めて激しい言語だからである。韓国語の面白さの真髄は形態音韻論に在るとさえ言える。しかしながら、これまで日本語で読める韓国語形態音韻論の本格的研究書はなかった。新進気鋭の言語学者が、アクセント、〈n挿入〉、濃音化などといった現象を、豊富なデータを基に切開し、韓国語の妙味に鋭く迫る。【商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 アクセント論:大邱方言を対象に
- 第1章 大邱方言のアクセント体系
- 第2章 大邱方言のアクセント型の生起頻度
- 第3章 大邱方言のアクセントと分節音の相関関係
- 第4章 世代差について
- 第5章 まとめ
- 第Ⅱ部 〈n挿入〉攷
- 第1章 〈n挿入〉とは何か
- 第2章 先行研究の概観と考察
- 第3章 〈n挿入〉が起きる形態論的条件
著者紹介
辻野 裕紀
- 略歴
- 〈辻野裕紀〉愛知県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。九州大学大学院言語文化研究院准教授。専門は言語学、韓国語学。
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