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  • カテゴリ:研究者
  • 発売日:2021/09/21
  • 出版社: 名古屋大学出版会
  • サイズ:22cm/387,36p
  • 利用対象:研究者
  • ISBN:978-4-8158-1039-9
  • 国内送料無料
専門書

紙の本

政治的暴力の共和国 ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム

著者 原田 昌博 (著)

苛烈な暴力を許容する社会はいかにして生まれたのか。ワイマル共和国中期以降にナチスや共産党、その他の諸党派が主体となって発生した「政治的動機を持つ暴力」の実態を明らかにする...

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政治的暴力の共和国 ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム

税込 6,930 63pt

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商品説明

苛烈な暴力を許容する社会はいかにして生まれたのか。ワイマル共和国中期以降にナチスや共産党、その他の諸党派が主体となって発生した「政治的動機を持つ暴力」の実態を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】

苛烈な暴力を許容する社会はいかにして生まれたのか――。議会制民主主義を謳うワイマル共和国。だが、街頭は世論を左右する新たな公共圏として、ナチスや共産党のプロパガンダの場となり、酒場を拠点とした「暴力のサブカルチャー」が形成されていく。実像を初めて描きだした力作。【商品解説】

目次

  • 序章 「政治的暴力の社会史」をめざして
    • 1 問題の所在
    • 2 研究の現状
    • 3 本書の視角と構成
  • 第Ⅰ部 ワイマル共和国における政治的街頭闘争
  • 第1章 ベルリンにおける街頭政治とナチスのプロパガンダ活動
    • 1 ワイマル期ベルリンの政治状況
    • 2 街頭をめぐる政治/街頭における政治
    • 3 プロパガンダ活動の諸相
    • 4 小括

著者紹介

原田 昌博

略歴
〈原田昌博〉1970年広島県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期(西洋史学専攻)修了。鳴門教育大学大学院学校教育研究科教授。博士(文学)。著書に「ナチズムと労働者」がある。

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評価内訳

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紙の本

「ドイツ特有の道」としてのワイマル共和国の政治的暴力

2022/02/11 22:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

米国憲法論には「パブリック・フォーラム」という法理がある。道路、公園や公民館などの公の空間(パブリック・フォーラム)は歴史的、またその性質上公共的言論に供することを予定されおり、そこでの表現活動は、憲法によって保護される、というものである。本書は、この米国流の「パブリック・フォーラム」における公共的言論を、ワイマル共和国からナチス政権までの時代の「街頭」的公共性という視点で見たものである。しかし、それは憲法理論ではなく、街頭は世論を左右し、大衆を支配・制服するための公共圏として、ナチスや共産党のプロパガンダと政治的街頭闘争の場となり、そこに暴力が結びつき「政治的暴力」となっていく実態である。ワイマル共和国の政治文化には、この「政治的暴力」が刻印されているのである。
本書は二部構成して読むことができる。第一部は「政治的暴力」の実証的な分析、第二部は「政治的暴力」を制度的・施設的に保障する機能を持った「酒場」の分析である。
第一部では、ベルリンにおける「政治的街頭闘争」について、残された記録をもとに詳しくその実態が分析されている。これまでワイマル共和国の崩壊過程では、この「街頭闘争」が不安定な政治情勢を示す事件としてふれられるだけで、そのものを深く分析はしていない。記録をもとに「街頭闘争」事例を丹念に分類し、詳しく分析したものを見るのは初めてである。単に「街頭闘争」で括るのではなく、時代の変遷に応じた分類とその役割、さらに武器の進化により次第に暴力がエスカレーションして「パラミリタリー」(準軍事組織化)していく過程も特徴的である。
第二部は酒場の分析である。ここでも当時の記録に基づき詳細に実態が紹介される。同時に歴史をドイツ帝国成立時の第二帝国にまで遡り、アルコールと労働者の関係を含めて、酒場が「暴力のサブカルチャー」として形成される過程を見ていく。個別の酒場を例に、例えば、店主の対応など、そんなこともわかるのか、という内容。まるで、仏アナール楽派の社会史と歴史を融合させたような分析には驚く。
「実像を初めて描きだした力作」であることは間違いない。ただ、詳細なデータの整理と個別事例の紹介は、単に統計的な分析として読んでしまうことになりかねない。なぜ当時もっとも進歩的な憲法をもち、議会制民主主義を誇ったワイマル共和国でこのような事態になったのかが重要であろう。その理由として著者は、第一次世界大戦と敗戦、続くドイツ革命と内乱、そして共和国の成立がつながっており、いわば戦争が終わっていない状態が継続していたからだとする。戦争状態が続いていれば、準軍事的組織は活動の場があるし、酒場を巡る攻防は、大戦の「塹壕戦」を彷彿とさせるところがある。そして国家による「暴力の一元的集中」の空白・不安定な時代には、武器の独占はできず市中に氾濫する、という結果を招く。さらに、「暴力」を誇示することによる大衆を支配するという「プロパガンダ」手法(「ファシスト的公共圏」佐藤卓己)とも結びつき、ワイマル共和国の崩壊とナチスへと結びついたと主張したいのだろう。
昨年読みブックレビューをしたウルリッヒ・ヘルベルト『第三帝国』は、現在は否定されている「ドイツ特有の道」Sonderweg論には拠ってはいないが、「変化のスピードが著しく速かったという点ではやはり特殊」であり、「その後さまざまなゆがみやひずみをもたらした」という修正版「特有の道」にたって分析している。この「ゆがみやひずみ」は、急速な世界強国化政策によって生じ、その一つが「政治的暴力」ということになるだろうか。

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