電子書籍
名経営者が、なぜ失敗するのか?
著者 シドニー・フィンケルシュタイン(著) , 酒井泰介(訳)
名経営者が、なぜ失敗するのか? 揺るぎのないブランドを構築しているかに見える安定企業や我が世の春を謳歌する注目企業が、ある1つの経営判断によって致命的な損失を被る事例は後...
名経営者が、なぜ失敗するのか?
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
名経営者が、なぜ失敗するのか?
商品説明
名経営者が、なぜ失敗するのか?
揺るぎのないブランドを構築しているかに見える安定企業や我が世の春を謳歌する注目企業が、ある1つの経営判断によって致命的な損失を被る事例は後を絶たない。本書は、世界的企業の破綻や不正行為とその原因に着目してきた著者らの調査チームが、6年にわたり約51社の大失敗事例を調査・研究した成果をまとめたものだ。
米ワールドコム、米エンロン、雪印乳業などの衝撃的な破綻劇から、米ゼネラル・モーターズ、米コカ・コーラ、ソニーなど、時のトップが招いた損失まで、取り上げるケーススタディーは多岐に及ぶ。本書ではそれら失敗の局面を「新規事業への進出」「イノベーションの導入」「M&A(企業の合併・買収)に乗り出す時」「競争相手に反撃しようとする時」の4つに分類し、原因を究明していく。
著者は、失敗の原因としてよく言われる経営者悪党説や無能説を否定し、むしろその逆だと言う。名経営者だからこそ失敗しやすい“7つの習慣”が隠されていると指摘し、「自分と会社が市場や環境を支配しているという勘違い」や「自分と会社の境を見失う公私混同」などについて解説する。大失敗には必ず兆候があると言い、トップの暴走、過度な誇大宣伝などに関する17のチェック項目を示す。
優秀企業の大失敗は、トップの「名経営」が原因だった!日米欧韓60社の大企業の失敗のケーススタディを6年間かけてフィールドワーク!米国で話題の「失敗から学ぶ」経営学。
目次
- 第1章 名経営者が、失敗する理由――その失敗から我々は何を学ぶべきか?
- 第2章 新規事業の失敗――あのビッグビジネスは、なぜ堕ちたのか?
- 第3章 「イノベーション」と「変化」への無為無策――巨人たちは、なぜ「何もしない」という道を選んだのか?
- 第4章 M&Aの矛盾――有名企業の合併は、なぜシナジーも統合も生み出さなかったのか?
- 第5章 戦略のミス――トップ企業が、なぜ「非合理」な戦略を選んでしまうのか?
- 第6章 経営者のゆがんだ現状認識――名経営者が、なぜ状況を見誤るのか?
- 第7章 ドリーム・カンパニーの幻想――トップと組織は、なぜ現実から目を背けるのか?
- 第8章 失われたシグナル――なぜ企業は、大切な情報を見落としてしまうのか?
- 第9章 失敗するトップの七つの習慣――リーダーたちは、どこで間違えるのか?
- 第10章 未来を予測せよ――会社があぶない! 初期警告サインを見逃すな
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
創造と維持
2017/02/24 11:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゼネラルモーターズのデュラントのように、偉大な創業者に続くむずかしさをかんじた。新しいものを生み出すことと組織の維持の対立も考えさせられた。
紙の本
内容紹介
2004/06/11 19:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経BP - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダートマス大学の経営学の俊英が、経営者、企業への膨大な聞き取り調査をもとに、「なぜ名経営者がいたのにあの企業は失敗したのか?」という大命題の解を明かす、目からウロコの本格的経営学の書。
アップルコンピュータ、モトローラ、サムソン自動車、イリジウムジョンソン&ジョンソン、リーバイス、ボーイング、ダイムラー・クライスラー、RJレイノルズ、マテル、大リーグのボストン・レッドソックス、ソニーそして雪印。日米欧韓の一流企業が、「名経営者」が指揮していたのに犯してしまった「失敗のケーススタディ」を、当事者に徹底的にインタビュー調査。緻密な分析で、「名経営者だからこそ」犯しやすい「失敗の原因」を明かす。
ポイントは、名経営者は、名経営者であるがゆえにその時点その時点でパーフェクトな答えを作り出し、そのため急激な環境変化や新規市場参入の際には、結果として「間違った答え」を出してしまうこと。トップダウン経営によって中間管理職層の弱体化し、企業の機動力や柔軟性が失われがちになること。
具体事例と、明晰な分析、そして鮮やかな処方箋をセットにした「経営者、失敗の研究」の集大成。
■目次
第1章 名経営者が、失敗する理由〜その失敗から我々は何を学ぶべきか?
パートI 優秀企業の大失敗を検証する
第2章 新規事業の失敗〜あのビッグビジネスは、なぜ堕ちたのか?
第3章 「イノベーション」と「変化」への無為無策〜巨人たちは、なぜ「何もしない」という道を選んだのか?
第4章 M&Aの矛盾〜有名企業の合併は、なぜシナジーも統合も生み出さなかったのか?
第5章 戦略のミス〜トップ企業が、なぜ「非合理」な戦略を選んでしまうのか?
パートII 失敗の原因
第6章 経営者のゆがんだ現状認識〜名経営者が、なぜ状況を見誤るのか?
第7章 ドリーム・カンパニーの幻想〜トップと組織は、なぜ現実から目を背けるのか?
第8章 失われたシグナル〜なぜ企業は、大切な情報を見落としてしまうのか?
第9章 失敗するトップの七つの習慣〜リーダーたちは、どこで間違えるのか?
パートIII 失敗から学ぶ
第10章 未来を予測せよ〜会社があぶない! 初期警告サインを見逃すな
第11章 名経営者は、いかに学ぶべきか? 〜失敗からのサバイバル術