紙の本
あきらめない心の大切さ
2015/08/30 05:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nono - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、心がくじけそうで自暴自棄の状態でいる人に本当に読んでほしい本に出会えました。なぜ筆者が司法試験という最難関試験を突破できたかは、筆者の考えた方、周りの人の助けがあったからであるが、筆者だけが特別ではないというメッセージを本を読んで受け取ることができました。
紙の本
感銘を受けました。
2014/10/04 13:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書後もいろいろ考えさせられました。子供が大きくなったら、ぜひ読ませたい。
紙の本
踏ん張る気持ち
2015/10/31 15:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆたぁ - この投稿者のレビュー一覧を見る
司法試験合格目指す者として、興味を持ちました。そして、著者の心の持ち方を知りたく読み始めました。自分が弱気になりそうな時、本書を思い出してまた進もうという気持ちになります。
投稿元:
レビューを見る
目が見えないからこそ、人の心が分かる。
目は口ほどにものを言うとは言うけど、口も心を語る、と。
何だかよく分かる。
そして「心と心は鏡」もよく分かる。
自分が苦手だな、と思う相手は、相手も何かこちらを苦手と思っているはず。
自分がもし全盲になってしまう子供を産んだとして、こんな風に育てられるかな。
それにしても日本では17人に一人が何らかの障害(精神含む)らしい。
自分の身の回りだけが、全ての世界ではない。
投稿元:
レビューを見る
全盲の弁護士 大胡田誠さんのドキュメント
「見える」人でも難しい資格に挑戦し、結果を出したこと。
そしてその後も弁護士として健常者と同様に
「普通に」勤務されていること、どちらにも驚きがあった。
見えない人を考えて試験問題を作るわけでは無い事
多くのボランティアが翻訳すること、
誰かに協力してもらわなければ難しいこともあるようだが
大胡田さんの前向きな姿勢に皆彼を助けたくなるんだろう。
「一人で何でもできる力を身に付けるよりも、
周りの人に「力を貸そう」と思ってもらえるような自分になろう」
「同じ努力ならそちらの方が大きなことができる」
人に頼むより自分でやることの方が、「らく」なことが多いのは
経験からも明らか。そんななか新しい挑戦を続ける大胡田さんは
そこにある変なプライドを脱ぎ、素直に楽しく暮らしているんだろう。
自分でできるように「硬く」なる必要はなく、大胡田さんのように
「しなやか」で強く、しぶとく、がんばろうと思える、元気になれる1冊
僕らはみんな自分の弱さを抱えて生きている。弱さが自分の中にあることを進んで認め、正面から向き合い、それをうまく自分の側に引き入れる。 「もうだめだ」と思ったときが、限界の先にある自分にもっとも近づいた瞬間。 逃げずに弱さを一度は受け止めて、そして自分を信じる。信じる力はそれまで積み上げてきた努力の量に比例する。最後の最後で自分に負けないための努力を日々しなければ。
投稿元:
レビューを見る
日本で三人目の全盲の弁護士の著者。
弁護士の仕事、小さい頃の話、司法試験合格までの道のり、そして最後の章では全盲のパートナーと子供さんの話が書かれていました。
著者は夫の高校時代のクラスメイトなので、私はお会いしたことないけど、すごく親近感を持って読みました。
作中に、ものすごく大変なことを自分で必死でやるよりも、ちょっと手を貸してあげよう、そう思ってもらえる自分になりたい、と言った記述があります。
これ、まさに私が本を読んでいて感じたことでした。
見えないハンディを必死に努力でカバーしてる様子が描かれていて、こんな素敵な人ならきっと周りに協力してくれる仲間がたくさんいるんだろうなと思った。
そしてびっくりしたのは、子育てについて書かれた部分。
うちの夫と言ってることが全く同じだったんです。
他の家庭より子供に色んな思いをさせることがあるかもしれない。
でも自分たちだからこそ子供に伝えられることはきっとある。
色んな人と関わって、素敵な心の持ち主になってほしいとの記述にうんうんとうなづきながら読みました。
こうやってがんばってる全盲の職業人、応援したいです!
投稿元:
レビューを見る
読む前から想像はついていたけど、溢れる涙は抑えられなかった。
拘置所で「所持金が底をついて、世話になった知人に出す葉書も買えない」とため息をつく万引きの常習犯の言葉を聞いた帰り際、財布にあったなけなしの2千円を係官に託す著者。
被告人が派遣切りを恨んで無言電話を続けた相手の男性社員に代わりに謝罪に赴き、「本当に申し訳ないと思っているなら、土下座でもしてみろ!」と言われて土下座する著者。
「この訴状の書き方は何だ! お前それでも弁護士か!」と、健常者と差別なく厳しく指導するボス弁。
何かお願いすると「はいっ。分かりました。先生、これでいいでしょうか!」と、依頼者の前ではさも著者が大先生であるかのように立てる秘書。
著書が光を失い始めた頃、西洋医学で駄目なら鍼灸、そして東洋医学と、愛する我が子のために治療を求め続ける親。
「ある学生から、君が点字でノートをとる際の音がうるさくて迷惑していると苦情が出ている。だからそこではなくて、ほかの学生がいない隅の方に座りなさい」と100人近くの学生の前に立たされて教授に面と向かって言われたとき、「席を移る必要はない」と教室のあちこちから声を上げた学生たち。
(2012.9.17)
投稿元:
レビューを見る
会社の上長に薦められて読んだ一冊。
全盲というハンデを持ちながら、弁護士という最難関の資格・職業を目指した方の、想像もつかない努力や背景に興味を惹かれて読みました。
努力の仕方やノウハウを記したものではなく、
著者やその周りの方々との今までの経緯を綴った一冊でした。
【内容の抜粋】
・全盲の子を授かった両親の覚悟と愛情
・人は無意識のうちに「自分にできるのはここまで」と限界を線引きしている
・障がい者が社会に出て自立するチャンス、努力の機会すら与えてもらえない人間が、現実として存在する
・人間はいろいろな人との関わりを通じて自分の立ち位置を確認する生き物。だから、閉じられた世界にいると、寄る辺ない孤独に襲われて、自分を見失いそうになる
・勝負に勝つために何より大切なのは、自分の弱さを見せつけられた時
逃げずにそれときちんと向き合う心の強さを持つこと
・きちんと準備をしてきた人にとっては、「もうだめだ」と思った時が、限界の先にある自分に最も近づいた瞬間
・人は相手が身近で大切である程、色々なことが当たり前になってしまって、相手の存在の大きさを忘れてしまう
・人と人とはいつも鏡映しの関係にある
・「悪意のない差別」が障がい者の社会進出を難しくしてしまう
・「心」は、人と人との間にある。誰かのことを思った時に、その人との間に生じる感覚
久しく本を読んで泣きました。
「弁護士の仕事は、法律に人格を載せて売る商売なんだ」という言葉と、
「人生で迷った時は、自分の心が『温かい』と思う方を選びなさい」という言葉が個人的には印象的です。
心が暖まり、自らの無意識の差別に気付き、懸命に生きることの姿勢を感じ取ることのできる一冊でした
投稿元:
レビューを見る
ここまで工夫をし、努力を重ねているのに、どんな境遇であれ自分よりもはるかに努力が足りない人を許せるって、すごい。
まずは家計簿をつけるところからとか酒を控えることだとか、確かにそうなんだろうけど、甘ったれるのもいい加減にしろくらい言わずにはいられなくならないのだろうか。
犯罪は被害者が必ず存在することなのに、その人の前でそこまで自分に甘い人の味方をするなんて私にはできそうにない。
良くも悪くも私は誰かの助けを必要としていないし逆に必要最低限しか誰かを助けていないかもしれないことにきづきました。
投稿元:
レビューを見る
最初は読むのを断念しそうになったが、
だんだん読んでいるうちに、なんて前向きな人なんだ。と感動した。
自分だったら目が見えなくなったら引きこもってしまいそうだけど、
目が見えないことに甘えることなく前へ前へ進む姿、
見習わないといけない。
自分の子育てにも役立ててみようかと思う
投稿元:
レビューを見る
第8回練習会でスピーチしてくれた、まこっちゃんの著書。
●オーディオブック(FeBeで配信中 3時間27分)1620円インタビュー試聴あり。
●サピエ 点字データ、デイジー(朗読)データ ダウンロード可
●朗読CD(全1巻、3時間52分) 点字図書館、公共図書館でリクエスト
投稿元:
レビューを見る
少しずつ周りの景色が薄れてきそして完全に光を失う。その恐怖と絶望はどれだけ幼い彼を苦しめただろう。自暴自棄と八つ当たりの日々。そばにいたご両親、特に母親の気持ちを思うと胸が痛い。
けれど彼と彼の弟を決して甘やかすことなく普通の子供として特別扱いせずに育て上げたご両親を全身で尊敬する。
持って生まれた好奇心の強さと負けん気、そして相手の考えていることや気持ちをしっかりと受け止めることのできる心のアンテナ。そういう才能を最大限に生かすため、彼は前へ前へと進んでいるのだろう。
例えば子育てで、例えば仕事でうまくいかなかったり、何もかもが嫌になって放り出したくなったときに、この本を手に取ってパラパラとめくれば、それだけでなんとなく元気が湧いてくる。
投稿元:
レビューを見る
学部時代とロースクールでの著者への慶應の学生の対応にはちょっと泣けたな。書類仕事の弁護士業で全盲というのは相当大変だろう。相手の弁護士も裁判中にいきなり書類を出してきて著者にプレシャーを与える等の戦術を使ってくるし。
単純に感動するというよりも、こういう本は怠け者の自分が責められているようで、そういう意味では読むのがツライジャンルではある。
投稿元:
レビューを見る
命がこれほどまでに儚いものであるならば、この幽玄な宇宙の中で、同じ場所で同じ時を共有できる事自体が、おそらく奇跡なのだ。一期一会。
投稿元:
レビューを見る
「あきらめない心の鍛え方」という副題は内容と照らし合わせて適当なのかどうか若干疑問だが、書籍の内容自体は素直に書かれている文章で好感が持て、と同時に色々と考えさせられるところも多い良書だと思う。