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「弾み車の法則」ジム・コリンズ
1.本書特徴
ビジョナリーシリーズの要諦が詰まっていること。
さらに、タイトルのとおり、弾み車の見つけ方、他社事例があること。
2.学び
自社、自グループ、自身。
3つのレベルで、弾み車を考え、描いてみた。
合ってる、間違えてるの議論もあるだろう。
でも、考えること、動くことだけはやめたくない。
弾み車。
回転させることで、速く正確に回るから。
1時間で読める名著です。
早い、安い、役立つ。
ビジョナリーシリーズのまとめ版。
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ビジョナリーカンパニーシリーズにおける重要な概念である「弾み車」を中心に据えた、コンパクト版ビジョナリーカンパニーとでもいうべき内容。
ビジョナリーカンパニーシリーズを通読している向きには、重要な概念をおさらいするサマリーとしての役割は果たせるものの新たな学びは少ない。
一方、個々の概念について深掘りされているわけではないのでシリーズ未読者が理解できるのかは不明。
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企業と消費者の商品・サービスを通してやり取りするコミュニケーションと、それを見て消費者になる層、そのまた遠巻きから見てた層が触発されていくコミュニティのストーリー。
これらをエコシステムと呼ぶこともあれば、本書のように競争力の源泉と言う意味合い込めて『弾み車』と呼んだりもする。
各社の勝ちパターンを『弾み車』の形で提示して比較しやすく並べるのは、ビジネスモデル・キャンバスやピクト図の類いと同じだが、経営頭を柔らかくするエクササイズに最適。
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2001年に出版された「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」において、成功した企業の多くが「劇的な転換点」よりもむしろ「地道な継続的努力」を行なっていた事実を踏まえ、「弾み車効果」として紹介された概念をより具体的な事例に基づいて解説した論考。
「弾み車」とは、一言で言えば企業のビジネスモデルの根幹にある「好循環」を起こすメカニズムのことであり、よく練り上げられた「弾み車」は、最初は派手な成功にならなくても、小さな成果を着実に積み重ねるにつれて徐々に勢いが増し、成果がさらなる成果を呼び込むことで持続可能な成功を導くことができる。「ビジョナリーカンパニー2」ではその効果を概念的に示すのみだったが、本書では複数の企業の実際の成功モデルを当てはめることで、どのような好循環があったのかを知ることができる。
本書ではまた他のビジョナリーカンパニーシリーズで紹介された概念も網羅的に紹介されており、既に読んだ人もおさらいとして活用できるほか、未読の人にとっては格好の入門書となっている。
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会社経営だけではなく、個々の活動にも適応は出来そう。
章末に記載がある、偉大な会社への飛躍の第一段階が、適切な人を選ぶ(不適切な人材を降ろす)ことと言うのは考えさせられるものがあった。
弾み車の構造をチームで考えてみたい。
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ビジョナリー・カンパニー2ででてきた「弾み車」の概念を中心にシリーズ4冊のエッセンスを簡単にまとめ直した本。
まさに帯の文句のように「1時間でビジョナリーカンパニーのエッセンスがわかる」感じ。
という気になるのは、すでに4冊読んでいるからかな?
初めて読む本がこれだとすると、軽く上滑りしていきそうな感じもある。
が、復習用としては、かなりいいと思う。
弾み車という概念は、システム思考でいうところの自己強化ループに近いところにあって、自分の組織で弾み車をみつけるための方法なども記載されていて、その辺のところが、シリーズにおけるこの本の真水の新しいところかな?
これを読んでなにか全く新しい発見があるわけではない。が、シンプルだけど、パワフルなツールを一つ紹介してもらったという感じ。
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かなりボリュームのあるビジョナリーカンパニーシリーズの中で、偉大な企業になるための重要な概念である「弾み車の法則」にフォーカスしてあり、読みやすい。
このサイクルを作ることの大切さを再認識しました。
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こちらはたった100ページにも満たない本ではあるが、僕はこの書籍は買わざるを得なかった。 というのも、僕のビジネス人生20年程度、ビジョナリーカンパニーシリーズにはとても強い影響を受けてきたからだ。
帯に『「ビジョナリーカンパニー」の最重要ロジックが1時間でわかる!』と記載されているけど、確かに1時間で読み切れてしまうボリュームだけど、最重要ロジックが1時間でわかるかどうかは、うーーん、1~4まで熟読してきた人、という限定かも。
というのも、僕にとってはこの80ページほどの内容が、これまで読み重ねてきた(?)ビジョナリーカンパニーシリーズを思い返させてくれて、あぁ確かにこんな記述もあったっけ、そうだよなそうだったよなと思いださせてくれる感じで、なんだか昔の同窓会のような本だった。
僕にとってはビジョナリーカンパニーの圧倒的な調査ボリュームとそこでのファクトから導かれるメッセージはとても力強いものであったし、それと並行して2020年における「世界標準の経営理論」と照らし合わせると、ビジョナリーカンパニーで論じられている点の大きなポイントとしてワイクらが提唱する『センスメイキング理論』はあるんだろうな、と、自分でいったん解釈しておく。
しかしながら、この書籍での「弾み車の法則」は、とてもわかりやすくて、応用例があり、伝わりやすい。 ミックスすると、弾み車の法則を用いながら両利きの経営(知の探索と知の深化)を目指す、というところなんだな、と。
今回も2点抜粋しておきたい。
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P68 (でありながら実は本文の最後のページ)
大きな成功を収めるのは、弾み車を10回まわしたら、さらに10億回まわし続ける会社だ。10回まわしたら新しい弾み車で一からやり直し、それが10回転したらまた別の何かへとエネルギーを浪費する会社ではない。100回転させたら次は1000回転、さらに一万回転、100万回転、1000万回転と、弾み車を捨てると意識的に決断するまで(あるいは決断しないかぎり)まわし続けよう。
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P72 すべての研究成果に共通するテーマは、偉大な会社と凡庸な会社を分けるうえでの規律の役割である。真の規律には、あるべき価値観やパフォーマンス基準、長期目標と矛盾するような同調圧力をなねのける精神的な独立性が必要だ。本物の規律と呼べるのは自己規律だけだ。
「どれほど困難でも、最高の結果を生み出すのに必要なことは全部やる」という内なる意思である。規律ある人材がいれば、ヒエラルキーは不要になる。規律ある思考ができれば、官僚組織は要らない。規律ある行動ができれば、過剰な管理は不要だ。規律の文化を起業家精神と組み合わせれば、すばらしい成果につながる。
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♯ラグビー憲章の大事な5つの価値の中にも「規律」は含まれている!
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ビジョナリーカンパニー2飛躍の法則として紹介された「劇的な転換点よりもむしろ地道な継続的努力」を行った結果の『弾み車効果』の具体的事例が載っている。
弾み車の概念は面白いが、当著自体は参考にならないことが多い。なにせ参考例がでかすぎる。
○弾み車(はずみぐるま)の概要と本書要約
・科学者じゃなければ知らなくて当然なので、ググったほうが早い
・そこに大きな大きな重いタイヤがあったとする。それは数回押したくらいではびくともしない。
しかし何度も押すと動き出し、それはやがて回転の速度をまし、力を少しいれただけで速さがどんどん増して行く。
それがはずみ車
・企業の根幹にある好循環を起こすメカニズムやビジネスモデル
・よく練り上げられた弾み車は、最初は大きな成功にならなくても、小さな成果を着実に積み重ねるにつれて徐々に勢いが増し、成果がさらなる成果を呼び込むことで持続可能な成功を導く
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ビジョナリーカンパニーシリーズは、刊行済書籍数が多くてよくわからない。弾み車の理論は基本的には理解しているつもりだが、もう少し体系的にまとめられないものか。理化学的な(もしくは数学的な)論理ではないので、そんなに冊数が必要だとも思わないのだが。
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大きな成功を収めるのは、「弾み車」を回し続ける会社。『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者が、自社の弾み車を回し、偉大な会社へと飛躍するための法則を解説した書籍。
偉大な会社への飛躍をもたらすのは、1つの決定的な行動や驚異的イノベーションではない。重い弾み車を回すように、手を止めず、力いっぱい押し続けることで勢いがつき、偉大さがつくられる。その回転はどれも、それまでの優れた意思決定やそれを実行するプロセスの積み重ねの上に成り立っている。
アマゾンがつくった弾み車は、次のような要素で構成される。
〔より多くの商品の価格を下げる〕
→〔サイトの訪問客数が増加する〕
→〔売り手が集まる〕
→〔品ぞろえが広がり、配送網が充実する〕
→〔固定費あたりの売上が伸びる〕
弾み車の1つ1つの構成要素は、次の要素への準備となり、まるで強い力で引っ張られるようにループが進展する。
正しく設計され、刷新や拡張を加えられた弾み車は、長期間、事業を正しい方向に導き、勢いを強める効果が期待できる。
自社の弾み車を明確にする手順は、次の通り。
①自社の成功をリストアップする
②失敗や失望のリストを作成する
③リストを比較し、弾み車の構成要素を考える
④③で挙がった構成要素を使い、弾み車を描く
⑤構成要素を統合し、弾み車をシンプルにする
⑥弾み車の有効性を証明する
⑦自社の中核的目標や基本理念などと照らし合わせる
弾み車はユニークである必要はない。大切なのは、自社の弾み車を理解し、1つ1つの構成要素を着実に実行することだ。
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弾み車をつくり、それを回し続けよう。
自社が世界一になれるもの、情熱を持って取り組めるもの、経済的競争力を強化するもの と言うハリネズミの概念を意識すること。会社の衰退の5段階、時代を越えて存続する基礎を据えるための4つの基準、偉大さの評価基準など、最近読んだ「ビジョナリーカンパニー」を補強するような内容。
成功した組織の弾み車の例も載っているが、つくるのは難しそう。
もう少し弾み車をどうやってつくっているのか、例題があれば良かった。
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ピ-タ-・ドラッカ-の後継者とされる
ジム・コリンズ
彼が唱えるビジョナリ-カンパニ-の
ロジックが1時間で分かる本
優良企業が優良企業たる所以は
弾み車が回り続けているから
理由を知らぬ成功は、
衰退の一歩目
恵まれた運を活かせる
運の利益率の高い人になろう
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ビジョナリーカンパニーを1から4まで読んでからが良い。
その中からひきだしている。
特に印象的なことは、
たとえばあなたの地域にある、閉店したらだれもが惜しむような小さくても素晴らしいレストランを思い浮かべてほしい。大きいからと言って偉大とは限らず、また偉大だからと言って大きいとはかぎらない。
内容
Amazonの成長が止まらないのは、ひたすら「弾み車」を回し続けているからだ!
平凡な「良い会社」から「偉大な会社」へと飛躍するためのキーコンセプト「弾み車(FLYWHEEL)の法則」にフォーカスし、この法則をフル活用して「ビジョナリー・カンパニー」へ道を歩み続けてきたインテル、アップル、アマゾン、バンガードなどの事例紹介を通じて、「弾み車」の基本的な考え方と活用ノウハウ、読者それぞれが「自分の弾み車」をつくるためのポイントを簡潔かつ具体的に解説した、「ビジョナリー・カンパニー」シリーズ待望の最新作!
大きな成功を収めるのは、大きな成功弾み車を10回まわしたら、さらに10億回まわし続ける会社だ。10回まわしたら新しい弾み車で1からやり直し、それが10回転したらまた別の何かへとエネルギーを浪費する会社ではない。100回転させたら次は1000回転、さらに1万回転、100万回転、1000万回転とまわし続けよう。 (本書より)
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弾み車とは?や、具体的な企業の例を用いて理解を深めることができる一冊
【メモ】
・事業環境に合わせたサイクルを作る必要がある
・次のステップは、直前のステップから生じる必然的結果になる
・最大の危険は、なぜ自分が成功できたかを理解せず成功すること
・インテルがメモリ事業から撤退する時、新しいCEOが来たらまずメモリ事業から撤退するだろう、ならば自分たちもそうしようと判断した