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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1993
  • 出版社: マガジンハウス
  • サイズ:21cm/249p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8387-0107-1
コミック

紙の本

Pink

著者 岡崎 京子 (著)

Pink

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みんなのレビュー48件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

大好きなものたちに囲まれて

2004/10/03 16:41

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ツカサ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公のユミがワニを飼っているのを見て、私も思わずワニを飼いたくなった。
 そのためには、ユミがとっている手段と同じく、高額なアルバイトを今の生活と並行して行わなければならない。
 ホテトル嬢という、言わば非合法の売春をして高い金を稼ぎ、それでワニを食わしてグラビアに載っているような生活をする。
 うーん、私にはちょっと無理かも、と思いを断念する。
 ユミはピンク色のものが大好きだ。花屋でピンク色の薔薇を数本買い、家に帰ってからそれをぼんやりと眺める。その様子は呆然だと言ってもおかしくないほど、ただ、陶酔とも違う様子で見つめている。その次のコマには、「ピンク色って本当に好き」と呟く。
 常に自分をシアワセの中に置くために、彼女は生活の仕方を選択しているのだ。

 ピンク色の薔薇やワニのいるグラビアのような生活を続けるために、ユミは自分を使った労働の部分を極度に感じないようにしている。
 普通、人は様々な苦しみや喜びを同じように感じて生きている。しかし、そのどれかをセーブすることによって、人よりも楽しいことやキツイことをやってのける人間も存在している。
 私にはユミの真似が無理だ、と思ったのは、ユミと全く同じ道を歩んだ場合、そこにしがらみや苦しさが発生して、押しつぶされてしまうだろうことが予測できたからだ。
 彼女は、その部分をあらかじめ排除して生きているように見える。
 
 シアワセなんて当然じゃない? とユミが言い放つシーンがある。当然のことなのに、シアワセを再々口にしては、本当に嬉しそうな顔をするユミ。当然であるからそれに麻痺しているわけでもなく、シアワセはシアワセとしてちゃんと彼女の中で機能している。
 つまり、彼女にとっては不幸であることがあり得ないことなのだ。
 シアワセじゃなきゃ、死んだほうがまし。彼女の母親は、彼女にずっとこう言い続けていた。その結果、と安直に思うのは間違いだが、不幸になったことで自殺してしまった母親を目の当たりにしたユミが、そう当り前のように思うのも無理はない。

 さて、ユミは本当にシアワセなんだろうか。
 答えは、この本の中にあるかもしれないし、ないかもしれない。
 けれど私は、「幸せを恐れる者は幸せになれない」という言葉どおり、シアワセを噛み締めることのできない者はシアワセには程遠いだろうと思う。
 作者の放ったラストシーンは、果たしてユミにとってはシアワセだったのか不幸だったのか。過剰なまでの選択肢をユミに委ねることで、彼女がその先どう生きていくのかは、読者に委ねられた想像の中だけである。
  

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紙の本

この世が無意味なユミちゃん

2000/07/21 03:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kazukauz - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公のユミの「気分」を一番、表現した台詞。「この世では何でも起こりうる。何でも起こりうるんだわ、きっと。どんなひどいことも、どんなうつくしいことも」。「この世では何でも起こりうる」とは「何にも起こらないこと」も起こりうること。何でも起こりうることと何にも起こらないことを相対的に考えると、どんなひどいこともどんなうつくしいことも何でもありであり、同時に何でもなく意味がない。結局、この世が無意味なものに思えてしまうだろう。

 そんな「気分」を抱えたユミは普通のOLをしながらホテトル嬢のバイトをする女の子です。「ananのグラビアみたく暮らし」に憧れ、飽くなき欲望を求め機械仕掛けのように生きています。

 この世が無意味なものに思える、絶対的に自分が存在してもいいと思えないこと。つまり、無条件に自分を愛する、他人から愛されていると思えない。それらをユミは知ってしまっているのです。どこかで断念してしまっているのです。ついにp216では「どうしてあたしはここにいるの?」と自己に対する不安が噴出し泣き出してしまいます。

 どうしてユミはこの世が無意味なものに思えてしまうのでしょうか。

 ユミは幼い頃から継母に常に嫌われて育ってきました。生まれてはじめての他人である母親の愛を知らずに育ったからでしょうか。ユミはペットとしてワニを飼っています。ワニは本来、人間の生を脅かす存在のはずです。彼女はワニを「スリルとサスペンス」な生活の実現のために飼います。身近の日常生活に人間の死を感じられない環境だからでしょうか。

 ユミは最後にすべてを投げ出し、恋人とともに南の島へ行こうとします。しかし、作者はその南の島というユートピアへの逃避に対し悲劇的な結末を用意していました。

 僕は作者のユミの「気分」を丹念に漫画表現として描ききり、彼女に落しまえをつける態度に感動してしまいます。現在、作者の岡崎京子は交通事故に遭い療養中。一刻もはやい復帰を切に望みます。

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紙の本

しあわせ色のピンク

2001/11/29 21:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「そんなにお金欲しければ カラダ売ればいいのに」と、いとも簡単に言ってのけてくれるユミちゃんは、ステキなお部屋にかわいい小物、そしてペットのワニのため、昼はOL・夜はホテトル嬢の働き者。幸せな暮らしの中で、継母のツバメと知り合った瞬間、残酷な物語はスタートします! 岡崎京子の長編ストーリーです。

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紙の本

私の人生のテーマは「お金と愛」

2001/05/27 00:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川崎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「欲しいものは欲しい。ヤなものはヤ」、そんな主人公のユミはOLでホテトル嬢。彼女は自分のマンションでワニを飼っている。
 愛と資本主義をめぐるポスト・ポストモダン社会のおとぎ話。結末がちょっと胸が痛い。

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2004/10/22 00:49

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2004/12/26 14:13

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2005/02/04 21:22

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2005/05/28 04:38

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2006/06/21 23:24

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