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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.12
- 出版社: マガジンハウス
- サイズ:21cm/201p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8387-1415-7
紙の本
L文学完全読本
著者 斎藤 美奈子 (編・著)
L文学のLはレディ、ラブ、リブ。20〜30代の女性に読まれている女性作家の作品には、女性を元気にするという共通の特徴がある。これらの作品をL文学と名付け分析し紹介するブッ...
L文学完全読本
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商品説明
L文学のLはレディ、ラブ、リブ。20〜30代の女性に読まれている女性作家の作品には、女性を元気にするという共通の特徴がある。これらの作品をL文学と名付け分析し紹介するブックガイド。全250冊+作家コラム26人。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
斎藤 美奈子
- 略歴
- 〈斎藤美奈子〉1956年新潟県生まれ。成城大学経済学部卒業。文芸評論家。著書に「妊娠小説」「紅一点論」「読者は踊る」「あほらし屋の鐘が鳴る」「モダンガール論」など。
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紙の本
ここにBのつくLがあれば。
2007/12/13 23:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今はやっている、
女性作家による作品や、女性によく売れる、
Lな文学(lady、loveなどのL)について、
分析したりブックガイドをしている本。
この本は2002年のものなのですが、
今、2007年につくったら、
確実にBL文学についてももっと深くつっこんだことでしょう。
(軽い言及はありますが、今ほどのマーケットではなかったのでしょう)
私はBL愛好家ではありませんが、
売れているのにやや偏見がある、というのは、
なんだか不遇な気がするのです。
これまでのL文学がそうであったように。
斎藤美奈子に限らず、何かしらの評価があってもいいのでは。
この本で、斎藤美奈子たちが偉いのは、
読んできた女性が、「だっておもしろいんだもン」って感じで、
(それこそコバルトのせりふみたいに)
説明なしに売り上げでのみ見せつけてきたこの現象を、
ドラマ、流行歌、女性運動などなどの横の関わりと、
吉屋信子・少女小説・コバルト文庫・・・といった縦の関わりで、
なんでおもしろいのか、売れてきたのかを考えているところ。
斎藤美奈子一人でやってもいいのでしょうが、
より多角的になっているところがこの本の特長です。
わたしは、コバルトは読まなかったものの、よしもとばななも江國香織も読みますが、
正直言って「どうしてこんなに売れるんだろう」
とずっと思っていました。そんなに売れるタイプの本だろうか、
どんな層がよんでいるのかと。
・・・・・・だんだんわかってきた気がする。詳しくは本文で。
個人的には「文壇アイドル論」をあわせて読むといいと思います。
紙の本
帯に短し、襷に長し
2003/01/27 11:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みゆの父 - この投稿者のレビュー一覧を見る
斎藤さんの本はどれも面白くて、しかも「ふぅん」と感心してしまうものばかりで、愛読してる。このブックガイドも期待して読んでみたんだけど、うーむ。
「L文学」ってコンセプトは面白い。コバルト文庫系の小説が無視されてきたことを指摘したのは鋭い。無視してきたオヤジ文芸評論家たちが(ようやく)それを「発見」して、新しい文学だって騒いでることのアホらしさが笑えるのも渋い。
でも、一人一人のL文学小説家の紹介や、ブックガイドの部分は、突っ込み不足。コンセプトで突っ走るんだったら斎藤さん一人で書いたほうがよかっただろうし、ブックガイドにするんだったらもうちょっとスペースが必要だったろう。というわけで「帯に短し、襷に長し」(でも、たしかに『赤毛のアン』は凄いのだ。少女小説だって馬鹿にしちゃいけない。全巻読んだらわかるけど、最後は第一次世界大戦の話になるんだからね。ほとんどナショナリズムの世界だけど)。