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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.9
- 出版社: マガジンハウス
- サイズ:30cm/99p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8387-2318-8
紙の本
復活への記憶 東北ふるさとのアルバム
著者 マガジンハウス (編)
東北の、あの美しい風景が、懐かしい祭りが、そしてみんなの笑顔がよみがえる−。2011年3月11日以前に撮影した岩手・宮城・福島の被災3県の風景を収めた、東日本大震災のチャ...
復活への記憶 東北ふるさとのアルバム
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商品説明
東北の、あの美しい風景が、懐かしい祭りが、そしてみんなの笑顔がよみがえる−。2011年3月11日以前に撮影した岩手・宮城・福島の被災3県の風景を収めた、東日本大震災のチャリティ写真集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
震災前の記憶
2011/12/09 14:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ranpou - この投稿者のレビュー一覧を見る
震災関連の写真集は、壮絶な内容のものが多い。しかしこの本は、震災前に視点を置き、かつての東北がどんなに美しかったか、その原風景を教えてくれる。表紙こそ、陸前高田の高田松原で唯一残った「希望の松」だが、中には震災後の写真はほとんどない。
自分は、震災後にボランティアで陸前高田に何度か行ったので、震災後の悲惨な風景は目に焼きついている。しかし、それ以前がどうであったのか、実はほとんど知らなかった。東北のイメージは、震災後の悲惨なものしかないと言っても良い。
ところがこの写真集は、失われた美しい風景を忘れないためのメモリーであり、この「記憶の風景」を忘れた復興など、真の復興ではないと訴えている。美しい写真を眺めながら、自分の見た悲惨な風景を思い出し、涙が出た。
単に悲惨な風景を知っているだけでは意味がなく、以前の美しい風景を知ることで初めて、震災で失われたものの価値を再認識させられた気がした。
売上の一部を被災3県に寄付するチャリティ写真集で、1500円という価格からすれば、このボリュームで随分とがんばっているとは思うが、もっともっと沢山の写真を見たい気持ちにさせられた。