読割 50
電子書籍
平太郎に怖いものはない 後編
著者 スケラッコ
平太郎は16歳。早くに亡くなった両親が遺したお好み焼き店を営んでいる。夏のある日から、平太郎の身の周りで様々な怪異が起こりはじめた。毎日やってくる妖怪たち、少しづつ変わり...
平太郎に怖いものはない 後編
平太郎に怖いものはない 後編 (torch comics)
商品説明
平太郎は16歳。
早くに亡くなった両親が遺したお好み焼き店を営んでいる。
夏のある日から、平太郎の身の周りで様々な怪異が起こりはじめた。
毎日やってくる妖怪たち、少しづつ変わり始める周囲の人の様子。
感情を表に出さない平太郎が、ようやく気づいた大切なこととは…。
目次
- 16日目
- 17日目
- 18日目
- 19日目
- 20日目
- 21日目
- 22日目
- 23日目
- 24日目
- 25日目
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「甲子夜話」にも似た淡々とした怪異譚
2019/06/25 21:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いま、最も新作を待ち焦がれる漫画家の一人。まだ作品数が少ないこともあるけれど、この人の描く世界は素敵だ。本作は「盆の国」に繋がる怪異譚ではあるけれど、より淡々と日常の怪異が綴られる所は、「大きい犬」に通じるし、極端な事を言えば、松浦静山の「甲子夜話」にも似た客観性を有している気がする。もっとも甲子夜話は引用文献として怪異譚を数編読んだだけだけれど…。
ともあれ、この淡々とした怪異の日々を背景に、これに動じない平太郎の成長が、物語の中心。そしてここが、スケラッコの魅力。登場する各キャラクターがよく練りこまれていると思うし、徐々に明らかになっていくそれぞれのバックボーンの描き方も優しさに溢れているようだ。怪異の謎については、やや唐突な気もするが、“ああ、そう来たか”と思える所は贔屓目か。兎も角、心温められた作品ではあった。