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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/05/19
- 出版社: 作品社
- サイズ:20cm/370p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86182-700-6
- 国内送料無料
紙の本
ヴェネツィアの出版人
著者 ハビエル・アスペイティア (著),八重樫 克彦 (訳),八重樫 由貴子 (訳)
活版印刷発明後のルネサンス期、イタリック体を創出し、持ち運び可能な小型の書籍を開発し、初めて書籍にノンブルを付与した改革者、アルド・マヌツィオ。“最初の出版人”である彼の...
ヴェネツィアの出版人
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商品説明
活版印刷発明後のルネサンス期、イタリック体を創出し、持ち運び可能な小型の書籍を開発し、初めて書籍にノンブルを付与した改革者、アルド・マヌツィオ。“最初の出版人”である彼の生涯を描いた長篇小説。【「TRC MARC」の商品解説】
“最初の出版人”の全貌を描く、ビブリオフィリア必読の長篇小説!
グーテンベルクによる活版印刷発明後のルネサンス期、イタリック体を創出し、持ち運び可能な小型の書籍を開発し、初めて書籍にノンブルを付与した改革者。さらに自ら選定したギリシャ文学の古典を刊行して印刷文化を牽引した出版人、アルド・マヌツィオの生涯。
【商品解説】
目次
- 序章 何年ものち
- イチゴかごの娘/静かなる読み手/世の中を読む
- 第一部
- 第一章 漂流者
- またとない時に/ホロスコープ
- 第二章 機械
- 塔の商標/ラ・ストゥーファ/懊悩
- 第三章 狂人たちの祝宴
- 巣窟の中の女神/天使と悪魔/居酒屋にて/愛の七夜
著者紹介
ハビエル・アスペイティア
- 略歴
- 〈ハビエル・アスペイティア〉1962年スペイン生まれ。作家・編集者。89年「メッサリナ」で小説デビュー。「イプノス」でダシール・ハメット国際推理小説賞を受賞。
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紙の本
出版業界の黎明期
2018/08/11 13:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は15世紀の話となっています。それも出版業に関するもので、商業印刷の父と呼ばれているアルド・マヌツィオを主人公とする物語である。グーテンベルクの考案により始められた活版印刷の技術を用いて、ギリシャの古典文学や過去の偉大な哲学者の著作を、その当時の人達が読むことができるように、あるいは本としてそれ以後も残るように努力し貢献した人である。当時の時代背景からすると識字率がどのくらいであったのかは定かではないが印刷により誰にでも、いろいろな読み物を読むことができる機会が与えられことは画期的であったにちがいない。しかしながら、こういう新しい技術を取り入れてなおかつ商売として行った所に主人公に先見の明があったことはすごいことである。現在においては出版業は電子書籍の台頭により、その座をうばわれそうなところもあるが、そんな時代だからこそこういった読み物によりあらためて印刷されたものに対する愛着を見直すべきかもしれない。
紙の本
出版、活版印刷、ヴェネツィアに興味がある人のために
2021/02/24 03:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る
良書の出版を模索し続け、商業印刷の父と呼ばれたアルド・マヌッイオ(1450-1515)について、スペインの作家が書いた小説。
今でこそヴェネツィアは観光の町として世界中の訪問客に優しい。しかし元々は隙あらばの商人に騙される奴が悪い、そんなどこにでもある町だった。きっと今も裏の顔は変わっていないのだろう。読み進めたくなるまでは辛い話が続く。四百頁近い長編なので読み終えるのは結構、大変だった。
変わらない町だから作品中の建物、地名について地図が付いていたら嬉しかったとも思う。今度、ヴェネツィアに行ったら彼の足跡も訪れてみたい。あれっ架空なのかな。