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- カテゴリ：一般
- 発売日：2020/10/30
- 出版社： 作品社
- サイズ：２６ｃｍ／２０７ｐ
- 利用対象：一般
- ISBN：978-4-86182-826-3
紙の本
〈敵〉と呼ばれても
著者 ジョージ・タケイ （著）,ジャスティン・アイジンガー （著）,スティーヴン・スコット （著）,ハーモニー・ベッカー （画）,青柳 伸子 （訳）
【アジア・太平洋アメリカ司書協会ヤングアダルト文学賞（２０２０年）】【ウィル・アイズナー漫画業界賞最優秀実話作品賞（２０２０年）】【パブリッシャーズ・ウィークリーが選ぶベ...
〈敵〉と呼ばれても
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商品説明
【アジア・太平洋アメリカ司書協会ヤングアダルト文学賞（２０２０年）】【ウィル・アイズナー漫画業界賞最優秀実話作品賞（２０２０年）】【パブリッシャーズ・ウィークリーが選ぶベストグラフィックノベル最高賞】合法化された人種差別のもとで成長する絶望と、それでも決して失われなかった希望…。日系俳優ジョージ・タケイが第２次世界大戦中に３年間を過ごした日系人強制収容所での日々を描いたノンフィクション・グラフィックノベル。【「TRC MARC」の商品解説】
『スタートレック』のヒカル・スールー（ミスター・カトー）役で知られる日系俳優が、第二次世界大戦中に三年間を過ごした日系人強制収容所での日々――合法化された人種差別のもとで成長する絶望と、それでも決して失われなかった希望を語り尽くし、極限的な状況下における偏見や差別の問題を訴えかける。
いままさに読まれるべき、長篇ノンフィクション・グラフィックノベル。
第二次世界大戦中、私は家族とともに、西海岸にいた12万人の日系アメリカ人と同じように自宅から退去させられ、全米にあった強制収容所に収監されました。理由はただ一つ、真珠湾を攻撃した人々と容貌が似ていたからです。それ以来、この出来事についての認知を高めることが、わたしの人生の使命となりました。そして、長年にわたり、新聞や雑誌の記事、インタビュー、世界中の聴衆に向けた講演会、高い評価を得たブロードウェイのミュージカルを通して、私たちの体験を語ってきました。
しかし、私たちの仕事はまだ終わっていません。1940年代に私たちが耐え忍んだのと同様の偏見やヒステリー状態が、世界のいたるところで、これまで発言を抑えられてきた人々の自由や生活の手段を脅かしつづけているのです。日本をはじめとする国々はもとより、アメリカ合衆国においても、幸運にも参加民主主義が行き渡っていますが、これを適切に機能させるためには、胸に抱いた理想に合致するよう世界を方向づける活動を続け、関与していかねばなりません。まだ道半ばではありますが、皆さんのご協力があれば、いつの日かともに達成できると信じています。
ジョージ・タケイ「日本版のためのあとがき」より【商品解説】
著者紹介
ジョージ・タケイ
- 略歴
- 〈ジョージ・タケイ〉「スタートレック」宇宙船エンタープライズ号の操舵手ヒカル・スールー役等で知られる俳優。日系アメリカ市民同盟の文化委員長等も務めた。旭日章受章を授与された。
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紙の本
スタートレック日系人俳優の収容体験
2021/05/11 20:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スタートレックの俳優ジョージ・タケイの日系人収容体験をコミック化。
牛のように札を付けて列車に乗る時も父は冷静に振舞って幼いジョージに、みんな休暇で遊びに行くんだと教え、ジョージも信じて旅を楽しんでいたという話にイタリア映画の｢ライフイズビューティフル｣を思い出した。
日本人だろうとユダヤ人だろうと、どの人種でも子供に辛い思いはさせたくないよね。
母フミコも旅先の水が不安で水筒の水や退屈しない為のオヤツを子供達の為に用意していて、子供のことをとても心配していた。しかし末娘を抱えながら誰にも触らせず運んだもう一つの重い荷物が何なのか分かった時には、フミコという一人の女性の思いにグッときた。
人が人としての尊厳が奪われようとしている時に、好きな事や大事な物がその人を支えるということは有ると思う。
そんな重い物を！という滑稽さも含めて、とてもチャーミングな逸話だと思った。
紙の本
アメリカの暗部と強さ
2022/09/28 14:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
『スタートレック』のスールー役などで知られるジョージ・タケイは日系人であるために強制収容所に収容された経験を持つ。その体験をグラフィックノベル化したものである。アメリカの汚点を描くものだが、タケイはまた民主主義を信じ、そのために闘い続けている人物でもある。アメリカの暗部とともに、アメリカ社会の強さを描いたものでもある。
