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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/05/02
- 出版社: 作品社
- サイズ:19cm/284p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86182-976-5
紙の本
戦争に行った父から、愛する息子たちへ
著者 ティム・オブライエン (著),上岡 伸雄 (訳),野村 幸輝 (訳)
遠い戦地で兵士だった時代について、腹を割って、君に話してみたい−。戦争の真実を伝え続けて著名なベトナム帰還兵の作家による、50歳を過ぎて生まれた2人の息子と、いつか去り行...
戦争に行った父から、愛する息子たちへ
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商品説明
遠い戦地で兵士だった時代について、腹を割って、君に話してみたい−。戦争の真実を伝え続けて著名なベトナム帰還兵の作家による、50歳を過ぎて生まれた2人の息子と、いつか去り行くこの世界への、慈愛に満ちたメッセージ。【「TRC MARC」の商品解説】
「遠い戦地で兵士だった時代について、腹を割って、君に話してみたい」
戦争の真実を伝え続けて著名なベトナム帰還兵の作家による、五十歳を過ぎて生まれた二人の息子と、いつか去り行くこの世界への、慈愛に満ちたメッセージ。
何かを得ることへの欲求で溢れているこの世界で、君たちには人生の一部をまさに反対のことに捧げてほしいと願っている。つまり、人から何かを得ずして何かを与えること。ティミー、君は幼い頃、十五丁目通りに住むホームレスの男のために、買物袋に贈り物を詰め込んだことがあったね。そして、タッド。自分にとって完璧な日はどんな日かと訊ねられたとき、君はかつてこう答えたね。
「みんなをハッピーにできた日、特にウサギたちを」
たとえば、二〇三八年、時間を作って思い出してみてほしい。君たちが誰かに何かを与えることのできた瞬間が、お父さんの人生で最も幸せで、最も記憶に残る瞬間だったということを。そして同じことをずっと継続してほしい。得ずして与えること。お父さんを輝かせてほしい。(本書「お父さんが去ったら」より)【商品解説】
目次
- 息子への手紙
- メイビー・ブック
- こげ、こげ
- 物語を信じること
- 父の幻影
- ホームスクール1――二つの頭
- マジックショー1
- 寿司
- 父親のプライド1――十五丁目通りの男
- 子どもの幸せ
著者紹介
ティム・オブライエン
- 略歴
- 〈ティム・オブライエン〉ミネソタ州生まれ。ベトナム帰還兵。作家。「カチアートを追跡して」で全米図書館賞受賞。ほかの著書に「本当の戦争の話をしよう」「僕が戦場で死んだら」など。
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