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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.9
  • 出版社: インフォレスト
  • サイズ:19cm/255p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86190-825-5

紙の本

黒い部屋の夫 上

著者 市原 恵理 (著)

ネットで話題の「記憶の記録」待望の書籍化。うつ病夫との7年間を赤裸々に描く衝撃のノンフィクション。【「BOOK」データベースの商品解説】私の元夫は、私が妊娠した直後にうつ...

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黒い部屋の夫 上

税込 1,320 12pt

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商品説明

ネットで話題の「記憶の記録」待望の書籍化。うつ病夫との7年間を赤裸々に描く衝撃のノンフィクション。【「BOOK」データベースの商品解説】

私の元夫は、私が妊娠した直後にうつ病になりました。夫の闘病に力を注ぎましたが、力尽きて離婚。元夫は自殺しました…。うつ病夫との7年間を赤裸々に描く。ブログ『記憶の記録』をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

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紙の本

うつ病家族を前にした、ひとりの女性の叫び

2010/01/18 22:25

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カフェイン中毒 - この投稿者のレビュー一覧を見る

新婚生活のさなか(妊娠中)、夫がうつ病に。
そこまでの話なら、もしかしたらわりとある話なのかもしれません。
タイミングがたまたまそうであったとか、出産に対してナーバスになったのがきっかけとか、
うつ病そのものがめずらしくなくなった今、驚くほどのことではないと思います。
もちろん、本人と家族の苦しみは別にして。

この本の内容は、著者の夫の罹患に留まりません。
むしろ読み手を圧倒させるのは、うつ病的な症状以外の部分のような気がします。

婚姻生活は続けられ、挫折し、離婚後にその男性が自殺してしまいます。
ショッキングな内容は帯にも要約されているのですが、
これがブログに書かれたものだということに、ちょっと驚いてしまいました。
非常に重く暗く、悲しく、叫んでも叫び足りないのではと思うほどの内容だったからです。

だからこそブログという見方もあるのかもしれませんが、私個人としては、
コメント欄を閉じずに、この登場人物の誰もが苦しい、いっそ救いのないような内容を、
ほぼ時系列に公開し続けて終わらせた、その気力と労力に圧倒されたのかもしれません。

ひとつひとつは、もしかしたら誰にも心当たりのあることなのかもしれない。
夫がうつ病になった。
そもそも家事を一切手伝わない。
病気で働けないのはともかく、一方で自分の遊びには精力的。
経済的に苦しいはずが(生活費は最低限しかもらえない)、じつは夫だけが実家の仕送りで浪費する。
子育てと家事に追われながら、それでも外に働きに行くことを選択。
夫に、小さな子供を預けてまで仕事を持つことを責められる。
夫の言うとおりにしなければ、暴れられる。
病気で激痛と闘っているのに、夫は見て見ぬふり。

これらのことが、箇条書きにして薄まっているなと思うほど執拗に盛大に繰り返され、
そこに「うつ病だし、どこまでを許容すべきなのか」という疑問がわき、
実家が介入し、それでも離婚に至るまでの心理状況は、他者が入り込めないほど複雑で……。

読みながら、「それはうつ病だけじゃないと思う」と何度つぶやいたかしれません。
実際、描写を鵜呑みにするなら、うつ病の症状にも悩まされてはいるようなのです。
けれど、根本には性格、育った環境もあるだろうし、
著者本人も、いろいろな可能性にあたってみています。
そして、自己愛性人格障害の診断基準に、きっちり当てはまってもいたそうです。
ただ、医師の診断をうけたわけではないようですが……。

いろいろな素地にうつ病が加わったことで、
本人はおろか、周囲の人間(この場合、著者がひとりですべてを背負うしかなかった)が、
元の生活に戻るのには、かなりむずかしいケースなのだと思われます。

自分ではなく他者を責めることを始められたら、長く一緒にいて情のある家族でさえ、
かなりの我慢を強いられます。
それでも自分が選んだパートナーに、できるだけのことをしているのか繰り返し自問する著者。
書いても書いても溢れだすような、暗い感情。
そして、行ったり来たりの愛情。

上・下巻とあるのですが、これだけのことを書く意味、赤の他人にしか公開できなかったという事情、
すくなくとも、彼女の自己保身(責任転嫁)だの自己満足だのという感想は浮かびませんでした
(コメントでは、さまざまなことを言われたようですが)。

他者を救うために書かれたのではなく、彼女自身が救われたくて書いたもの。
そう認識していますが、同時に、どこかでほんの一部を共有する誰かも救われていたら……。
そう願ってやまないです。

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紙の本

うつ病の方・経験者の方には辛い内容です。読むには注意が必要かも...。

2009/12/06 22:28

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あがさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、本書冒頭の箇所を引用したい。
「私の元夫は、私が妊娠した直後にうつ病になりました。出産や私の入院を経て六年間、家事育児と仕事、夫との闘病に私なりに力を注いだつもりでしたが、力尽きて離婚。私は新しい生活と、やがて新しいパートナーを得、元夫は自殺しました。」

そういう話である。

私は精神疾患をもつ家族の立場に立ったこともあるし、誰にも言えず一人うつ病と闘っていた時期もある。
今は、病院にかかり、うつ病を治療中の立場にある。
患者の家族の気持ちもわからないではなく、うつ病患者本人の気持ちもわからないではない。

今は、本書とは逆に夫に負担をかけながら、家でゴロゴロしている。
夫は出勤の支度をしながら朝食の準備をし、帰宅してからは夕飯の準備をする。もともと家事が得意ではない私は、うつ病というお墨付きを得て、それに甘えながらこの数年間、都合が悪くなると「動けない」と泣き言を言って逃げてきた。
そんな私が本書を読んで、何を語ればいいのだろう。
著者に対して何を伝えればいいのだろう。

突然うつ病になり、しかし自分の好きなことには生き生きと活動し、実家から援助をしてもらっている立場でいながら趣味に大金を費やす夫。にもかかわらず、妻には完璧を求め、仕事も家事も育児も手伝う様子をみせない。
著者は夫から渡されるわずかなお金をやりくりし、食事などの生活費を捻出するのに頭を痛める日々を送る。

うつ病患者は励ましてはいけません。
人はそういう。しかし、自分勝手に甘え放題している夫に対して、それでも励ましてはいけないのか。不満をぶつけてはいけないのか。妻としてどう接すればよいのか。彼女は答えを探して悩み続ける。
そして答えが出ないまま苦しみ続け、結局は離婚という決意をするのである。自分と娘を守るために。

離婚後、元夫は自殺する。
六年間、自分は夫を支え続けた。自分のことを顧みる余裕さえない日々を過ごした。なのに離婚後数ヶ月で元夫を死なせてしまった義父母。二人を恨む気持ちもあったようだ。死に逃げを求めた夫に対する恨みもあった。
死んでしまったら、文句も言えない。何もできない。
何故、死んだのか。誰が悪かったのか。
自分を責めるべきか、いや本人を責めるべきか、いつまで彼女は堂々巡りを続けるのだろう。

死んでしまった彼は、希望通りか否か、彼女の記憶から消えることはないだろう。
彼女が本当に心から笑える日はやってくるのだろうか。

うつ病患者、経験者が読むには、少々辛い本だった。
リアルすぎて、身近すぎて、恐怖さえ覚えた。
ただ、自分で自分の死を選んではいけない。
それは自分のためではなく周りの人間のために。
死んだ人間はそれでジ・エンドだろうけれど、周囲の人間はそうはいかない。重い十字架を背負って歩くようなものなのかもしれない。
それだけは、忘れないようにしたい。

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2009/11/18 12:20

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2010/01/29 23:58

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2009/12/27 16:20

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2013/09/15 22:52

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2023/10/10 16:11

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