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満洲国グランドホテル
著者 平山周吉
「二キ三スケ」(東条英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介)だけで満洲は語れない。「一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)が隠然たる影響力を行使する、 再チャレンジ、前...
満洲国グランドホテル
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満洲国グランドホテル
商品説明
「二キ三スケ」(東条英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介)だけで満洲は語れない。「一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)が隠然たる影響力を行使する、
再チャレンジ、前歴ロンダリングも許される自由の天地。「五族協和」の理想を信じた人たちの生と死。
既存の満州国のイメージをくつがえす、満州へ渡った日本人の奇妙にして、真剣なる「昭和史」物語。
装幀画は安彦良和氏が担当した。
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紙の本
よく調べ上げられた満州国群像
2022/05/07 20:10
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の前著「江藤淳は甦る」では丹念に調べ上げられた江藤淳のディテールに傑作評伝だと感心したが、本作も実によく調べ上げられた「満州国群像」である。よく知られた板垣征四郎や星野直樹はじめ満州国官僚、軍人、新聞記者、原節子、木暮実千代などの映画人、八木義徳、小林秀雄、島木健作などの文学者、少年だった木田元、内村剛介、小澤征爾などに至るまでよく調べて彼らの人生を追っている。そのディテールを知るだけでも面白いが。これは貴重な古本や雑誌を広く渉猟しないとできない芸当だ。僅か13年しか持たなかった実験国家の理想と偽善、搾取と放漫財政、軍の独走、無能な日本国政府と言う歴史の悲劇に改めて思い至らせる。数ある満州国本にまた一冊良書が加わった。
紙の本
それぞれの満洲
2023/04/02 21:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原節子、星野直樹、笠智衆、難波経一、そして松岡洋右、満州にかかわった人たちの足跡を緻密な資料からたどっていくという気の遠くなるような作業をこうやって一冊の本として読めるという幸福に感謝