「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/11/15
- 出版社: 影書房
- サイズ:19cm/444p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87714-493-7
- 国内送料無料
紙の本
私たちの歴史を癒すということ ワイタンギ条約の課題
著者 ロバート・コンセダイン (著),ジョアナ・コンセダイン (著),中村 聡子 (訳)
先住民族マオリが1840年に英国と結んだワイタンギ条約以降、ニュージーランドの植民地化はどう進んだか。その歴史的経緯と築かれた差別構造を検証しつつ、分断された社会の傷を癒...
私たちの歴史を癒すということ ワイタンギ条約の課題
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
先住民族マオリが1840年に英国と結んだワイタンギ条約以降、ニュージーランドの植民地化はどう進んだか。その歴史的経緯と築かれた差別構造を検証しつつ、分断された社会の傷を癒やす著者の取り組みを紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
〈本書は、先住民族の権利の土台ともなる、誤謬に満ち、歪曲され、捏造された「近代史」という歴史の「癒し」を行なってきた著者の格闘の記録である。本書の原題が、“Healing Our History”であるため「癒し」という穏やかな日本語が用いられているが、著者が取り組んできたことは、百年を悠に超える「近代」という傷ついた時間の流れを修復する壮大な作業といえる〉――本書解説「歴史を正すことに格闘する――その重要性と難しさ」(上村英明・恵泉女学園大学名誉教授)より
ニュージーランドへのアイルランドからの入植者というルーツをもつ著者は、若いころにアメリカの公民権運動や開発途上国への国際救援活動などに関わるなかで、先住民族マオリが植民地時代に受けた痛みの影響が、失業や差別などさまざまな形で現代にまで続いていることを知ります。また、そのころ盛んになっていた植民地時代に収奪された土地へのマオリによる補償要求運動を目の当たりにしながら、多数派の人びとにはマオリと連帯してそれらの不正を正す責任があることに気づきます。
前半の第1部では、ニュージーランドの植民地時代の起点である、1840年に英国がマオリに結ばせた「ワイタンギ条約」以後、どのように植民地化は進んでいったのか、誰がどのようにして先住民族の土地収奪を可能にしたのか等、ニュージーランドの植民地化の歴史を先住民族マオリの視点から捉え直し整理していきます。
後半の第2部では、マオリの権利と尊厳の回復とともに、不正を正し社会に正義を回復させるために自国の植民地時代の歴史をどう学ぶべきか、マオリとパケハ(白人植民者)とに二極化された社会をいかに「和解」に導くのか、著者が開発・提唱する「ワイタンギ条約ワークショップ」(パラレルワークショップ)を中心に論じます。
21世紀の私たちが植民地主義をいかに克服していくのかという困難な課題に対する一つのユニークなアプローチを提起する書。
ニュージーランドのベストセラー、初邦訳!【商品解説】
目次
- 謝辞
- 序文――第3版出版に寄せて
- まえがき
- *
- イントロダクション――長い旅のはじまり
- 第1部:歴史
- 第1章 信仰、ジャガイモ、人を温かく迎え入れる心
- 第2章 歴史の断片――アイルランド、カナダ、オーストラリア
著者紹介
ロバート・コンセダイン
- 略歴
- 〈ロバート・コンセダイン〉ワイタンギ・アソシエイツ設立。ワイタンギ条約に関する教育ワークショップを開催。
〈ジョアナ・コンセダイン〉職業訓練プログラムの指導員などを経て、キャリア開発に携わる。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む