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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.1
  • 出版社: 彩流社
  • サイズ:19cm/268p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-88202-693-7

紙の本

『時をかける少女』たち 小説から映像への変奏

著者 江藤 茂博 (著)

小説・映画・テレビの「時をかける少女」を解読する。時をかける少女の小説論・SF論・読者論・続編論・文化論・構造論・語り論・少女論・脱構築を解読のための方法論として紹介する...

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『時をかける少女』たち 小説から映像への変奏

税込 1,980 18pt

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商品説明

小説・映画・テレビの「時をかける少女」を解読する。時をかける少女の小説論・SF論・読者論・続編論・文化論・構造論・語り論・少女論・脱構築を解読のための方法論として紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

江藤 茂博

略歴
〈江藤茂博〉1955年長崎市生まれ。立教大学大学院博士課程後期修了。現在、十文字学園女子大学社会情報学部助教授。著書に「映像批評の方法」がある。

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紙の本

社会学から現代思想へ

2001/11/21 14:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 NHK少年ドラマ・シリーズ第一作『タイム・トラベラー』が放映されたのは1972年1月、わたしは小学6年生だった。札幌オリンピック、あさま山荘事件の年である。チェンバロか何かを使ったテーマ曲が印象的で、音楽もドラマもどこか『ウルトラQ』の世界に似た雰囲気をかもし出していたからすぐに夢中になり、最終回まで欠かさずに見た。

 ヒロインの少女(島田淳子、のちの浅野真弓)がラベンダーの匂いをかいでタイム・トラベルの超能力を刺激されるという設定にも、なにか妖しげな魅力を感じた。ラベンダーなどという花は当時まだ見たこともなく、言葉の響きがいかにも神秘的に聞こえたものだ。

 本書によると、筒井康隆の原作『時をかける少女』は最初、雑誌『中三コース』1965年11月号から『高一コース』66年5月号にかけて連載され、67年に鶴書房盛光社から単行本として刊行された。むろん、この小説もテレビドラマの放映が終了してしばらくしてから書店で見つけて読んでいる。

 その後、『時をかける少女』は1983年の角川映画、フジテレビ月曜ドラマランド(85年)、フジテレビ連続ドラマ(91年)、角川春樹監督による再映画化(97年)と数度にわたり映像化された。つまり『時をかける少女』という作品自体が、何十年もの時をかけ抜けてきたわけだ。

 この本は、小説とテレビと映画の『時をかける少女』正編・続編すべてを対象にその「時間と空間の物語」(オビ)を解読してみせる。『時をかける少女』は、タイム・トラベルの能力を持ってしまった少女の記憶を最後に消してしまうことによって純愛小説になりえたという「小説論」。またそれは、タイム・マシンのような科学技術がほとんど出てこないにもかかわらず、近代SF文学史に棹さすSF小説であったとする「SF論」。

 社会学的な分析もある。60年代における急速な進学率の上昇を背景に論じる「読者論」。連載小説・連続ドラマに関する「続編論」。80年代角川映画のヒロイン(薬師丸ひろ子や原田知世)は、それまでの吉永小百合や山口百恵とどこが違うかを示す「文化論」。このあたりまでは文章も平易で読みやすい。

 しかし章を追うにしたがってどんどん抽象のレベルが高くなり、《物語の構造分析》が展開される「構造論」、小説と映画の語り手に注目するナラトロジー=「語り論」のあたりになるともうわたしには歯が立たない。それでも著者はついてこれるかという勢いで筆を進めて、フェミニズム批評風の「少女論」をはさんで最後には、おなじ筒井康隆作の『文学部唯野教授』に出てくるポストモダンな文学理論を用いた『時をかける少女』テキスト群の「脱構築」までやってのける。

 あとがきによると、著者は社会学専攻から思想史、文学、映画に進んだ人なのだという。ある部分、たとえば前半で時代背景と作品を結びつける箇所に社会学を感じる(センス・オブ・ソシオロジー)のはそれでかと思い、後半わたしにはほとんど理解不能になるのもそれでかと納得する。「この書物には僕のなかにあったかもしれない社会学的な志向性はほとんど消え去ってしまっているのではないだろうか」(p.267)、とのことだ。
【たけのこ雑記帖】

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