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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2009.3
- 出版社: 青山出版社
- サイズ:20cm/223p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-89998-098-8
紙の本
日々の100 正
著者 松浦 弥太郎 (著)
「暮しの手帖」編集長、そして、文筆家・書店店主である著者が、迷いながらも辿り着いた、愛着品100選。日々を豊かにする、100品の随筆集。書き下ろしエッセイ100篇・撮り下...
日々の100 正
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商品説明
「暮しの手帖」編集長、そして、文筆家・書店店主である著者が、迷いながらも辿り着いた、愛着品100選。日々を豊かにする、100品の随筆集。書き下ろしエッセイ100篇・撮り下ろし写真100点。【「BOOK」データベースの商品解説】
『暮しの手帖』編集長、そして文筆家・書店店主でもある著者が、日常生活の中で愛用しているモノを100選んで、そのモノとのつきあい方や出合い、想いや記憶を、撮りおろし写真とともに自由に綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
松浦 弥太郎
- 略歴
- 〈松浦弥太郎〉1965年東京都生まれ。『暮しの手帖』編集長、文筆家、書店店主。著書に「最低で最高の本屋」「本業失格」「くちぶえサンドイッチ」など。
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紙の本
日常生活の中で愛用しているモノを100選ぶ
2009/07/17 19:14
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「今日もていねいに。」
私が日々の中で、時おりふっと思い出すフレーズ。
松浦弥太郎さんが編集長をしている『暮しの手帖』、その雑誌の中で彼が担当しているページの最後のひとこと、でした。
心にすっーと入り込んだ言葉でした。彼の文章は、読んでいてたまらなくいいなぁ~と、いつも思います。
「僕は、日常生活の中で愛用しているモノを100選んで、そのモノとのつきあい方や出合い、想いや記憶を、あれこれと自由に書いた」前書きにこうありました。
松浦弥太郎さんの選んだ100のモノが、彼自身の撮影による写真と共に、紹介してあります。
まず一番に登場するのが、レシピカードボックスと5×3(インチ)カード、でした。
これはトランプのカードのような固さがあるメモ用紙、
そしてそのカードがちょうどよく収まるレシピカードボックス。
ボックスの渋いオレンジ色に心惹かれるのはもちろん、
その使い勝手の良さが素晴らしい。一日の予定や、やるべきこと、忘れてはいけないことなどを朝一番に書き込み、ポケットに入れておくのだそうです。
カードだから折れたり、くしゃくしゃになったりしない。使い終わった後はインデックスで分類したボックスに保存しておけば、必要なときにすぐ取り出せる。すこぶる便利&重宝しそうです。
そういえば、昔、ニューヨークで活躍していたジャーナリストの千葉敦子さんも同じようなスタイルの情報活用法を紹介していたな…。若い頃はアメリカと日本をひっきりなしに行き来していた松浦さん、もしかして千葉さんとも接点があったのかなぁ~と、想像してしまいました。
弥太郎さんの選んだものは、実に魅力的なものが多いのです。
村上開新堂のクッキー、私ははじめて見ました。27種類ものクッキーの詰め合わせ、およそ一万円するクッキー缶なんだそうです。「さあ、どうぞお食べになって」と差し出されたクッキー缶、弥太郎さんがつまんだのは、パステルグリーン色をした、どんぐりの帽子よりも小さなメレンゲでした。一ヶ月のおやつなしでもいいから、これを食べてみたいと思いました。
祖父の形見のロレックス社の金だるま、
アメリカのフリーマーケットで見つけたアーミッシュキルト、
種子島の本種子鋏、
パトリシア・キュタンの『ノートカード』、
南部鉄器のやかん、
岩本素白の随筆、
ヒルサイドパントリー代官山のツナサンド、
エルメスのロールノート、
木地山系のこけし、
『高村光太郎詩集』…。
アメリカのものあり、純日本のものあり、
おいしいものあり、姿が美しいものあり、
古さが貴重なものあり、
簡単に手に入りそうなものあり、入手困難なものあり…。
一つひとつのモノがかもし出す雰囲気、そのモノとの出合い、想いから、松浦弥太郎さんが、ふんわり、時にはくっきりと立ち上がってきます。
なんとも素敵な人ですね。
これからも目が離せません。
プロフィールのところを読んでいたら、著書の一冊に『今日もていねいに。』というのがありました。
これは読まなくては…。(^^
紙の本
穏やかなキモチ
2009/09/09 10:33
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aloha! - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつ、どんなところでも、この本を開いて読むと
スーッと、気分が軽やかに、そしてだんだん、ワクワクしてきます。
日々のサイクルは、単調になりがち。
旅行の予定を立てたり、気の合う人と、食事やお酒、趣味のスポーツ、
音楽などなど、もちろん楽しみはあるけれど。
難しいことを知りたいわけでも、覚えたいわけではないし、あまりにも生活からかけ離れたなにかを知っても、一瞬の興味にしかならない。
この本の中で紹介されている、100の物、事。
それについてのエピソード。
これは、まさに、日々になかった、新しい発見、関心、興味、なによりもドキドキ、ワクワク。
紹介されているものは、一本のものさしだったり、鉛筆、衣類、お菓子など、とっても身近で自分のまわりにも、みつけられそうな物ばかり。
物の素材や材質、用途、また、筆者がこれを紹介したくなる、理由など読んでいて、いろんな想像や、考えが膨らむのです。
膨らむ想像やドキドキが、日常の気持ちにとってもアクセントになります。
いつもは、気にしていなかった物を、気にするようになったり、思わず、え?!って驚く発見をするようになる自分になれるはずです☆
そしてなにより、とっても、穏やかで、ホッとして、やさしー気持ちになれる一冊です。