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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.1
- 出版社: 早川書房
- サイズ:20cm/502p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-15-208260-7
紙の本
子育ての大誤解 子どもの性格を決定するものは何か
著者 ジュディス・リッチ・ハリス (著),石田 理恵 (訳)
親は本当に重要か? 多くの親が信じる「子育て神話」は、実はすべて間違いだった! 古今東西の愉快なエピソードを交えつつ、心理学・霊長類学・遺伝学などの最新研究を駆使して、子...
子育ての大誤解 子どもの性格を決定するものは何か
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商品説明
親は本当に重要か? 多くの親が信じる「子育て神話」は、実はすべて間違いだった! 古今東西の愉快なエピソードを交えつつ、心理学・霊長類学・遺伝学などの最新研究を駆使して、子どもの性格形成の本質に迫る革命的育児論。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ジュディス・リッチ・ハリス
- 略歴
- 〈ジュディス・リッチ・ハリス〉ハーヴァード大学心理学部で修士号取得。心理学の教科書の執筆などに携わり、子どもの発達に関する従来の通説を真っ向から否定する論文でアメリカ心理学協会の賞を受賞。
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紙の本
児童心理学・発達心理学の本としてなら悪くない
2000/12/30 10:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Stella - この投稿者のレビュー一覧を見る
子の性格は親の育て方によって決まるという「子育て神話」は、実は根拠のない学説によって作られたものだ、と主張する本です。多くの学説や実験成果が、その恣意的な調査方法や論点がずれた結論として批判されたり、別の結論を導き出されています。
著者の主張は、よっぽど極端なことでないかぎり、子の性格は環境(友人など)によって決まるのであり、親の育て方が子の性格に直結するわけではないというものです。端的に言えば「親がなくても子は育つ。しかし友達がなければ異常に育つ」ということでしょう。
内容は濃いですが、平易な文章で書かれているため、一部訳語が日本の精神医学用語に沿っていないという問題を無視すれば理解しやすいかと思います。ただ、あまりにも膨大なので、論点が散漫になってしまっています。この点が非常に残念です。
この本は、育児関連書として読むのではなく、児童心理学・発達心理学の本として読むべきでしょう。育児書としては「『子育ての大誤解』神話」を生み出す危険性に満ちています。